NIKE KD 15 EP Performance Review

NIKE KD 15 EP Performance Review
 ケビン=デュラント シグネチャーモデル第15作目 "NIKE KD 15 EP" をレビュー

 Nike KD 15 Leaked? で紹介したモデルが実際にKD15でした. ここ最近は嘘リーク画像に踊らされることがなくなってきましたね… SNSの功罪でもありますが,「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損々」的なマインドでスニーカーを楽しんでいきたいものですね

 今回は先日発売したばかりの最新作のレビュー! ゆーだいさん(@youd_PP34)にレビューしていただきます!





mydaughterismy_heart - @easymoneysniper  KD 15

 ケビン=デュラント シグネチャーモデル第15作目となる "NIKE KD 15 EP"

 これまでのシグネチャーシューズよりも軽量化を目的とされ,アッパーはマルチレイヤードされた軽量メッシュを使用. 前作KD14のストラップの代わりに,改良されたTPUサポートシステムが装着されています.

 クッションはフルレングスのAir Zoom Strobel, こちらも軽量化を目的としエアユニットはアッパーに縫い付けられています.

 ラストはEP. EPに関する説明は以下, スニーカー用語辞典KicksWords.com - EP 【Engineered Performance】を参照


 EPバージョンではアウトソールにXDRが採用されています. XDRに関する説明は以下, スニーカー用語辞典KicksWords.com - XDR 【X-tra Durablre Rubber】を参照


 シューズデザインに関する背景,詳細情報などは#KicksCheckカテゴリでエントリにしようと思っています. そのためシューズ説明は極めて簡易的に記載しました(パフォーマンスレビューではあくまでパフォーマンスに関するレビューを行おうかと,エントリが随分長くなってしまいますからね…)

 ちなみにボックス表記は グローバルモデルであれば"NIKE KD15", EPモデルであれば"NIKE KD15 EP"となっています(本レビューでは"NIKE KD 15 EP"としていますがご了承ください)





goodsolesph - Now Available  Nike KD 15 EP Psychic Dark Purple
 カラーは Psychic Purple/Midnight Navy/Ghost/Dark Marina Blue[DM1054-500]

 「Psychic Purple(サイキックパープル)=超能力の紫」と名付けられた個性的なカラーはサイドパネルのTPUパーツがGITD(蓄光)素材でできており暗所で発光する仕様,まさにサイキックです

 どことなくNike Kobe V “Chaos”を彷彿とさせるカラーリング. ナイキアプリで1stカラーとしてメンバー限定で6月10日に先行発売され,全サイズが即完売となりました.

 各所を見ていきましょう





サイキーック!
 アッパーはマルチレイヤードされた軽量メッシュ.

 レーシングはアッパーに空けられたホールとレースループ,TPUパーツを通り,ホール→レースループ→ホール+TPUパーツ→レースループ→ホール+TPUパーツ→ホールという順





M
 サイドパネルのTPUケージパーツは「M」のような形状.

 ミッドソールに接着されており,2019年にリリースされた"NIKE REACT PRESTO(ナイキ リアクト プレスト)"のケージパーツに似ています.


https://www.instagram.com/p/CfAulxIF0Id/


パティング盛り
 見切れているインソールは"KOBE 6 PROTRO"と同じ素材が使用されています.

 ヒールカウンターもしっかりとアンクルを覆い,KD7に似たようなエリアカバーがされています.





良い意味でコズミックユニティ感
 ミッドソールは"Cushlon(クシュロン)",クッションはフルレングスのAir Zoom Strobel(エア ズーム ストロベル)


foot_doctor_zach - Nike KD 15 teardown and stats - such a great mix of speed, cushion and stability
 エアユニットはアッパーに直接縫い付けられており,その上にインソールが乗る状態.

 前作"KD14"と同様のセットアップです.





コービー9ライク
 アウトソールはプレッシャーマッピングパターン. プレッシャーマッピングというか気圧図に近く,溝の厚さなどコービー9に近い形状.

 シャンクプレートはペイズリーのような模様が描かれており,肉抜きされているようなデザイン. 軽量化と耐久性のバランスが絶妙に構築されています





NIKE KD 15 EP Overall
①トラクション 9/10
プレッシャーマッピングのような波紋状のパターン。粘性が低くXDRということもありやや硬め。正直止まるか不安でしたが、いい意味で裏切られました。程よく止まりたいところで止まります。止まりすぎることもないので、カリー9のような危険性はないです(笑)

②サポート 7/10
前足部〜中足部はサイドのプラスチック性パーツのおかげでフィット感は良好。
シューレースでの調節もしやすい印象。
問題は、皆さん言われてるヒールについて。
試着の段階では、バスケ用ソックス1枚にて、シューレースも普段結んでいる強さで結びました。そうすると、とてもじゃないけどプレーできないくらい踵抜けします。
おそらく、ヒールから1番上のシューレースホールまでの距離が長すぎるのが問題かと…
ソックス1枚だと、どれだけキツく結んでも踵抜けしたので、色々な工夫をして、最終的には厚手のソックス2枚履きに落ち着きました。
そうすると、前足部はかなりピッタリフィット。
そのため、前足部のシューレースはほぼ締めず、1番上と上から2番目のシューレースホール部分だけかなりキツく結ぶと踵抜けもなくなりました。
人によってここはかなり変わってくると思うので、試着必須だと思います。

③クッション 9/10
フルレングスズームストロベル+クシュロン。
kd14と同じセットアップですが、少し薄くなったかな?という印象。
kd14はフワフワな感触でしたが、今作は衝撃吸収がやや低下し、反発力がやや増した印象。接地感と吸収、反発が程よく混ざり合っており、どんなポジションの選手にも合いそうだと思いました。

④耐久性 8/10
全体的にしっかりしており、壊れそうな印象はありませんでした。
しかし、一点だけ。
シューレースホールが、ホールの部分とループの部分があります。サポートでも述べた通り、人によってはかなりきつく結ばなければいけない方も多いはず。そのため、きつく結んだ際に、ループの部分に負担がかかり、長期使用するとちぎれてしまうのではないかと不安になりました。

⑤通気性 8/10
全体的にメッシュなので、特にストレスはありませんでした。ただ、AJ36のようなスケスケではありません。

⑥総評 41/50
サポート以外は誰でもかなり満足できる出来ではないでしょうか。
踵抜けさえ防止できればどのポジションでもいけます。
しかし、足型によっては履けない方も多いかと…
合う人にはとても合う、合わない人は履けない、はっきりしたバッシュです。


ゆーだい(@youd_PP34) - 11:58 · 2022年6月9日

 以上,ゆーだいさん(@youd_PP34)のレビューでした. ゆーだいさん本当にありがとうございます!!

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 レビューしてくださった方にはささやかなプレゼントがあるとかないとか…?! お楽しみに!!





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