NIKE KD 13 EP Performance Review

NIKE KD 13 EP Performance Review
NIKE KD 13 EP Performance Review
 ケビン=デュラント シグネチャーモデル第13作目 "NIKE KD 13 EP" をレビュー

 コロナウィルスの収束もなかなか見えず,草バスケも盛り上がりませんね…とはいえNBAはプレーオフもファイナルも大盛況. LAL vs MIAどうなるのやら…歴史に残るシーズンなのは間違いないかと.

 今回は noi天さん(@noitenw)にレビューしていただきます!(半年ぶり3回目)





KD 13. Nike IN
 2シーズン連続でNBAファイナルMVPに輝いた歴代屈指のスコアラー,"KD"こと"KEVIN DURANT(ケビン=デュラント)". NBA 2019-20シーズンよりBrooklyn Nets(ブルックリン・ネッツ)に移籍し, 最新作として13作目となる"NIKE KD 13"がリリース.

 Golden State Warriors(ゴールデンステート・ウォリアーズ)に在籍したNBA 2018-19シーズン, NBAファイナルにてアキレス腱を断裂,KDを欠いたGSWはNBAファイナル三連覇を逃すこととなります.

 今シーズンはリハビリのため,そしてKDが新型コロナウイルスに感染したことからシーズンを全休, しかしすでに復帰に向けたトレーニングを行っており最新シグネチャー"KD 13"を着用する姿が目撃されています.

 そのような背景でリリースされた今作"KD 13"は前作"KD 12"のシャープなシルエットを踏襲したデザイン. ミッドソールにまでせり出した大胆なスウッシュは"ADAPT BB(アダプト BB)"を彷彿とさせます.





NIKE KD 13
 前作に引き続き,フルレングスのZOOM AIRをアッパー足裏に直接縫い合わせる"エアストロベル製法"を採用. エアストロベルについての詳細は前作KD12のレビューを参照("NIKE KD 12 Performance Review"). エアバッグを直接縫い付けることにより,足の形に沿った形状のクッションがより高い反発力を発揮します.

 ソール部分にはフルレングスのクッショニングシステムに加え,更に前足部下部には2つ目のZOOM AIRユニットが重ねられ,爆発的なエネルギーリターンを実現します.

 前足部下のズーム エアを二重にしたことで,ヘジテーション(緩急をつけた)ドリブルや,足を軸に回転してからのジャンプなどをサポートするとのこと. 足の下にバネを配置するイメージの下でデザインされたそうです.

 アッパーには最低限の素材を使用することで軽量化を目指し,軽くて柔軟性に優れた柔らかいは着心地を実現. KDがシューレースをあまりきつく結ばず,ルーズな履き心地を好むため,シューレースを強く結ばなくてもアッパー自体が足にフィットするように作っているとのこと.

 今回レビューするのはEPラスト

EP

EP 【Engineered Performance】  EP とは,NIKEでアジア人向けに開発された幅広の足型(ラスト)を採用したモデル  元は「AF」や日本企画の「JPN」という日本人向けに幅広甲高の足型にあわせてフィット感の調整されたラ...


 どうやらEPとグローバルではラストが異なるだけではなく.EPでは全モデルにおいてアウトソールにXDRラバーが採用されているとのこと.

XDR

XDR 【X-tra Durablre Rubber】  XDR とは通常より耐久性に優れた強化ラバー,またそのラバーが用いられたアウトソール  ナイキ バスケットボールやテニス等のシューズで使用され,主にアスファルトやコンクリートなどのオ...


 EPラスト自体,中国のマーケットに進出するために設計されたラストであり,また中国のバスケットボールシーンはストリートでのプレーが多いことからこのような仕様変更が行われているようです.





Official Foot Fire @footfire The #Nike KD 13 "Hype"
 カラーは WASHED CORAL/BARELY VOLT-SUMMIT WHITE-LASER CRIMSON[CI9949-600], "Hype"

 ゲームが始める直前まで音楽を聴くことで集中力を研ぎ澄ませるケビン=デュラント. KD自身のプレイリストに多く選曲されたヒップホップにインスパイアされたカラーリング.

 輝くゴールドチェーンと鮮やかな花のグラフィックで,ラグジュアリーブランド"Versace(ヴェルサーチェ)"の有名な荘厳華麗な総柄を彷彿とさせるハイインパクトな一足. ファッション要素も色濃くあり,まさに"Hype(ハイプ)"ですね.

 各所を見ていきましょう





ギラッギラ
 アッパーはテキスタイル+シンセティックレザー

 "ADAPT BB"を彷彿とさせる, ミッドソールまで張り出した側面のスウッシュが特徴的です.





トラディショナルデザインを踏襲
 "DUNK(ダンク)"や"AIR JORDAN 1"で用いられた代表的なパーツ「アンクルスタビライザー」をアッパー内外にデザイン.

 伝統的なデザインの中にヒールカウンターが存在する古風なデザイン.





#7
 レーシングシステムは7ホール.

 下から5つ目のホールがアンクルスタビライザーに開けられたホールを通ります. シューレースすらもファットネックレスを思わせるブリンブリンな雰囲気.





ミニスウッシュ
 アンクルエリアにはKDロゴ.

 後方部から見るとミッドソールは末広がりにアッパーからソールにカーブを描いており,前作よりは丸みが抑えられたデザイン.





フワフラ
 ミッドソールは"Phylon(ファイロン)", クッションはフルレングスZOOM AIR + 前足部ZOOM AIRの"Double Stacked Zoom Air(ダブルスタックドズームエア)"

 前述したようにフルレングスのNike Air Zoomクッションはアッパーに直接縫い付けられており,前作 "KD 12"と同様の仕様.


SOLE HELLO - Deconstructed NIKE KD 13 EP
 ぶった斬ると2枚のズームエアの厚みはほぼ同様. ミッドソールフォームは前作に比べると厚くなっているよう.

 アウトソール拇指球部分のアナザーパターンエリアの上に前足部ズームエアが鎮座しているのが分かるかと.





PG3ライク
 アウトソールはサーキュラーパターン

 タコの吸盤のようにも見えますが,一時期のPGシグネチャーで用いられたクレーターパターンにも似ています, 中央はくり抜かれておりシャンクプレートが内蔵. ラバーはXDR.





NIKE KD 13 EP OVerall
アッパーはかなり軽量で,すごく薄い. そのため,足あたりはすごくいいです. 購入後即ノンストレスで履けます.
ヒールカップがほぼないので,踵周りはゆるゆる. 全体的にゆるゆるな印象. 正直,最低限のサポート力かなと思います. AJ34のようにヒールカップがあれば全然違っていたかもしれませんが…個人的には足首のサポーター必須です.

クッションは沈み込むタイプで,反発はあるけれど,どちらかというと吸収するタイプです. ジャンプの衝撃を吸収し,膝に優しいと思います. ただ,自分は反発のあるクッションの方がシュートが飛ぶので,LeBronシグネチャーやZoom Rizeのようなシューズが好きな人は合わないと思います.

トラクションに関しては,最初に履いた際「アウトソールが地面にうまく引っかからないなあ」と思ったのが第一印象. アウトソールの形が丸く,タコの吸盤のようなパターンで,kobeやハイパーダンクのような形とは全然違うのが原因だと思いました.
わたしはKobe等では床にアウトソールのゴムを引っかけてグリップをさせるのですが,KD13はそれだとうまくグリップしてくれないように感じました. 靴を上からドン!と強く踏み込むとグリップ力を発揮しました. ドライブなどで「あと一歩」踏ん張るときに効果を発揮しそうなアウトソールです.

個人的には「クセが強いバッシュだな」と思いました. クッションは優秀だと思いますが,アウトソール/アッパーの二点が人を選ぶ靴にしていると思います.
わたしにはあまり足に合いませんでしたが,人によってはこれが神のように合う人もいるでしょう.それぐらいクセのあるバッシュも愛おしいですね.シューティングなどで今後は履いていきたいです.


 以上,noi天さん(@noitenw)のレビューでした,noi天さん本当にありがとうございます!!

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 我こそは,という方はtwitter(@RING_KNOWS_RING) やinstagram(@RING_KNOWS_RING)からメッセージをお願いします!

 レビューしてくださった方にはささやかなプレゼントがあるとかないとか…?! お楽しみに!!



B/R Kicks @brkicks .@JaMorant at practice wearing the KD 13 “Chill”





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