厚底ランニングシューズのデメリット


 厚底でないランニングシューズを探す方がむずかしくなっている気がする昨今のランニングシーンですが,新年一発目がこんな月末でさらにこんな内容のエントリになってしまいました… いまさらですが今年もよろしくお願いします

 タイトルでは「厚底ランニングシューズのデメリット」とか言っていますが,「だから厚底ランシューはダメなんだ!」という意味ではなく「これまでのランニングシューズではあんまり起きなかったことが厚底ランシューでは起きてるよね」ぐらいに解釈してもらえればと思います. 何事にもメリット/デメリットがありますからね.


Used for less than 10 miles. Any chance Nike will do amything?

 この画像はRedditでたまたま見かけましたが,ランニングシューズの破損に関しては現状これが一番ショックがデカいうえに,個人的には修復不可だと思っています. 上記Redditのスレッド内では「Quick fix is user some Gorilla Glue or Shoe Goo and should last you many more miles. Mine separated a little lower and still fine 50 miles since.(意訳:自分のランシューも同じように割れたけどゴリラグルーとかシューグー使えば50マイル以上走れているよ)」とか書いてありますが嘘です. 一度ミッドソールが割れる(Redditでは"split[スプリット]"と表現されている)と間違いなく修復不可です. 見た目的に一時的にくっつけることはできるものの,また同じ箇所に亀裂が入るというかシューグーごとミッドソールにくっついて近くのミッドソールごと同じように割れる感じになります.

 とはいえ私のように体重が重い場合だけかもしれず,ゴリゴリのランナーや女性だとまた別なのかもしれません.


パカッツ!

 画像のモデルは"Nike Zoom Pegasus Turbo 2(ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2)"のようですが,ペガサスのミッドソールはクシュロンフォーム+フルレングスのズームエア. 軽量であるクシュロンに加えてフルレングスズームエアを用いているためフォーム量が少なく,かつ厚底であることから発生するのでしょうね.

 ただ,この問題は特に厚底ランシューだけで起きる問題だというわけでもありません. 自分の場合,そこまで厚底ではなかった"NIKE AIR ZOOM PEGASUS 35"でも同様のことは発生しています. とはいえadidasやHOKA,Puma,Reebokで同様の現象が発生したことはなく,私の場合はナイキのランシューでのみ発生しています. 10足以上をローテーションさせているため,特にナイキの着用率が高いということもなく個人的にはナイキのランシューではミッドソール横割れ「ソールスプリット」が発生しやすいイメージを持っています. 意外と乱雑に扱っていてもadidasのBoostフォームでは発生しないですし,サッカニーなどのハイエンドモデルでもこのようには割れたことがないです.

 今後,ランシュー厚底フォームが一般にもっと広がっていくと(すでに広がっているけど)このような破損例が増えていくとは思いますが,この「ソールスプリット」はおそらく使用方法や着用方法に起因すると思っています. このあたりはまたエントリにしようと思っているので期待しないで待っていてください.

 自分のもこんな壊れ方をした!という方がいましたらツイッターなどで教えてもらえると助かります.