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Reebok THE ANSWER DMX Performance Review |
アレン=アイバーソン シグネチャーモデル第2作目 "Reebok THE ANSWER DMX (リーボック ジ アンサー DMX)"をレビュー
伝説的なモデルの復刻(個人的には)とあって「プレ値行き…か…?」「…スニーカーシーンが揺れるか…?!」と思ったのですが国内海外ともにマジで誰も騒いでおらず. こういうのは人気ないのですね…(プライスの問題もあると思うけど)
カテゴリとしては"Reebok CLASSIC (リーボック クラシック)"という位置づけですが,バスケットボールシューズとしてガンガンレビューしていきます
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ALLEN IVERSON’S REEBOK ANSWER “ROOKIE OF THE YEAR” RE-RELEASING |
NBA 1997-1998シーズン アレン=アイバーソンの2足目のシグネチャーシューズとして開発された"Reebok THE ANSWER DMX (リーボック ジ・アンサー ディーエムエックス)"
1996年にドラフト全体1位で指名されたアイバーソンは「史上最も身長が低いドラフト1位」としてフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)と契約しました
アイバーソンがハイスクール在籍時に乱闘事件に巻き込まれ,逮捕され服役したことなどから全カレッジが彼を忌避したというエピソードや, そのサイズの小ささなどから「アレン=アイバーソンは本当に大丈夫なのか?」という疑問の声も上がっていた中で,リーボックは早い段階からその運動能力の高さを見極め,彼とシグネチャー契約を締結
そこで,彼の能力を疑問視する周囲での評判を逆手に取り,リーボックのアイバーソンのシグネチャーモデル第一弾は「QUESTION (疑問)」と命名, その後ルーキーシーズンでアイバーソンは素晴らしい成績を収め新人王に輝きます
プレーの結果をもって,周囲の"QUESTION (疑問)"に答えを出した彼のため,1997年のクリスマスに向けて発売した第二弾シグネチャーモデルから、モデル名を"ANSWER (答え)"とし,第二のシグネチャーシリーズである"ANSWER" シグネチャーシリーズが始まりました
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The China-Exclusive Reebok Answer 1 DMX for Allen Iverson is Official |
2014年まで続いたアンサーシリーズのファーストモデルである"The Answer (ジ・アンサー)"
フルサポートと耐久性のため天然皮革フルグレインレザーが使用され,シューレースをカバーするアッパーシステム, 安定感を強化するためのメッシュヒールスタビライザー, 静止摩擦のためのアイスラバーソールを備え, クッションには"DMX"ことリーボックが誇るクッショニングテクノロジー「DMX Moving Air Technology」を搭載しました
当時のアンサーのコマーシャルではこのDMXテクノロジーがアレン=アイバーソンと一体化しいかに彼の最高水準の動きを引き出せるかを強調し,DMXが搭載された初のバスケットボールシューズでもあったことが話題になりました
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REEBOK BRINGS BACK THE DMX RUN 10 |
"IT'S ALIVE ! (生きている!)"というキャッチコピーの下でリリースされたクッショニングシステム"DMX (ディーエムエックス)", 正式名称は"DMX MOVING AIR TECHNOLOGY"
エアチェンバーに充填された空気が体重の移動により流動し,足が地面に接する度に"AIR POD (エアポッド)"内の空気を圧縮, いくつかの異なるゾーンに空気が押し込まれる事で反発性,安定性,クッショニング性を発揮するという新しいクッショニングシステムでした
元は「ENERGAIRE(エナジェア)」と呼ばれる最新テクノロジーとして,リーボックのウォーキングシューズ"Reebok COMFORT 1(コンフォート1)"に搭載されていましたが, その後「DMX MOVING AIR TECHNOLOGY(ディーエムエックスムービングエアテクノロジー)」へと名称を変更し1997年にリリースされた"DMX RUN 10 (ディーエムエックス ラン 10)"が登場
世界的ファッションブランドALEXANDER McQUEEN(アレキサンダーマックイーン)の創始者である同氏がキャットウォーク時に着用したことでその独自性が話題となり90年代のリーボックを象徴する一足となります
DMXテクノロジーの効果はアイバーソン自身が「シューズをまったく意識せずにプレイできる」と語ったほど自然なもので,カテゴリーの枠を越えて様々なスポーツカテゴリーに採用され,アンサーシリーズを支えるシューテクノロジーとなりました
今回レビューする"The Answer DMX"は2018年に復刻されたモデルとなります
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リーボック クラシック ザ アンサー DMX OG【11/17発売】 |
カラーは White/Excellent red/Brass[CN7862], "Home"
アイバーソンが着用した76ersホームカラーで,その赤×ゴールドなカラーリングから海外では"China Exclusive"とも呼ばれています
プレイヤーがレギュラーシーズンに着用するシューズにゴールド(厳密にはブラス)カラーが用いられるのは非常に珍しく良カラー
各所を見ていきましょう
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硬いです |
アッパーはフルグレインレザー
一枚革ではないにせよ,本革だけあって履き始めはかなり硬い…ですがレースカバー直下がヴァンプエリアになり,ここを屈曲するようデザインしてあるため数回着用すると馴染んできます
履き味としてはあくまでもレトロの履き心地であり,過度の期待は禁物…理由は後述します
履き味としてはあくまでもレトロの履き心地であり,過度の期待は禁物…理由は後述します
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見づらい… |
シューレースはアッパーに空いたホールにダイレクトに,ベクターロゴ部分は内側のレースループを通ります
シューレースは締めづらく緩みづらい…完全にガチガチに結ぶと左右のレースカバーがくっ付くぐらい接近します… "Air Jordan 13"などでもこのようになってしまうことがあり,ソックスなどで内側から盛らないとフィットさせるのは厳しそう
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レトロ感すごいです |
レザーでオーバーレイされまくったメッシュヒールスタビライザー
ここらへんもフィットは全体的に平均的でそこまで悪いわけでもないですが,当然ながら良くもなく…ゆるゆるというわけでもないですがダブついたフィット感
ここらへんもフィットは全体的に平均的でそこまで悪いわけでもないですが,当然ながら良くもなく…ゆるゆるというわけでもないですがダブついたフィット感
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カラーリングによって異なるインソール |
インソールはI3ロゴ
今回のHomeカラー以外も所持していますが,それぞれインソールやタン裏が異なるのは面白いですね
今回のHomeカラー以外も所持していますが,それぞれインソールやタン裏が異なるのは面白いですね
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This is DMX |
クッションはDMXこと"DMX Moving Air Technology"
横から見るとアウトソールの浮いた部分含めて厚めなセットアップであることが分かるかと
ミッドソールの素材が硬くなったと思われるのですが,足下でエアが移動する感触は大幅になくなりました. 他のDMX搭載モデルも軒並み履き味が変わったこともあり,DMX自体のセットアップが変わった模様です.
ミッドソールの素材が硬くなったと思われるのですが,足下でエアが移動する感触は大幅になくなりました. 他のDMX搭載モデルも軒並み履き味が変わったこともあり,DMX自体のセットアップが変わった模様です.
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10ポッド |
アウトソールは基本的に"Reebok DMX 10"のアップグレード版
アイスラバーソールは前後に分割されており,エアポッド直下に三方向へ伸びるラバーパターン. このエリアだけがメインで接地します
ラバーの質が悪いわけではないのですがこのエアポッド直下のラバーエリアだけでは圧倒的にグリップしません…というかアウトソール全体が接地しません…
せっかくの復刻なのだからここはオリジナルのボックスを再現するか,専用のボックスを用意してほしかったところ. というかそもそもシューズがボリューミーなのでこのボックスだと本当にギリギリ入るか入らないかくらいでキツキツです…
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Reebok The Answer DMX Overall |
20年以上前のシューズだからというわけではなく,このシューズのクセ…というかDMX含むソールシステム+アウトソールのクセが強すぎ
シューズに足を通してシューレースを結んだ時点では「あれ? いけるかも?」と思わせてくれます
正直言ってフルグレインレザーアッパーによるフィットはレトロ世代である自分にとって意外と悪くなく,パティング盛り盛りなこともありアンクルまわりなどはザ・レトロな履き心地で履き始めはそれなりに快適(最近のバッシュしか知らない人はこの時点でダメだと思いますが)
ところがいざ走り出してみると,やはりこの"DMX Moving Air Technology"の8箇所のエアポッド直下部分でのみでグリップしている感覚. 不快指数が高いです
そもそものトラクションに難ありすぎというだけでなく,妙にこのエアポッドエリアだけが接地しているので,アウトソール全体が縦にも横にも結構不安定でマジで捻挫しそう(しませんでしたが…)
このシューズを履いて本気で全速力で走ることすら結構難しい気がします
デザインやシステムの露出が優先されていた時代のバッシュですからね… 普段履きにはなんの問題もないですし,エンジョイバスケ程度ならなんの問題もないです!
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バカ履きしようかなあ… |
このシューズを履いて全速力でダッシュしたりダンクしたりスティールしたり…って,本当にアイバーソンは化け物なんだなあと
パフォーマンスレビューという観点からはどうしても低評価になってしまいましたが,このシューズが微妙というより実は昔のDMXとなんだか履き心地が変わった気がしています
カジュアルスニーカーとしてのリリースなので仮に改悪的な変更が加えられていても仕方ないのですが,オリジナルはもっとソールまわりもソフトで,もっとエアの移動がスムースでぐにゅぐにゅしていた気がします,アウトソールのラバーもすごく硬くなっている気が… オリジナルの履き心地はなんとな~~くな記憶なので断言できませんが… このあたりはオリジナルの記憶がある方々と語り合いたいですね…
当時の履き心地は,そのデザイン性と当時のDMX RUNの"Go To Hell.(And back again)"というコマーシャルから映画『エイリアン』や『イグジステンズ』を連想していた覚えがあり…なんとなく有機物っぽいというか生命体っぽいシューズという印象はこのソールユニットの影響が大きいのでしょうね
パフォーマンスレビューという観点からはどうしても低評価になってしまいましたが,このシューズが微妙というより実は昔のDMXとなんだか履き心地が変わった気がしています
カジュアルスニーカーとしてのリリースなので仮に改悪的な変更が加えられていても仕方ないのですが,オリジナルはもっとソールまわりもソフトで,もっとエアの移動がスムースでぐにゅぐにゅしていた気がします,アウトソールのラバーもすごく硬くなっている気が… オリジナルの履き心地はなんとな~~くな記憶なので断言できませんが… このあたりはオリジナルの記憶がある方々と語り合いたいですね…
当時の履き心地は,そのデザイン性と当時のDMX RUNの"Go To Hell.(And back again)"というコマーシャルから映画『エイリアン』や『イグジステンズ』を連想していた覚えがあり…なんとなく有機物っぽいというか生命体っぽいシューズという印象はこのソールユニットの影響が大きいのでしょうね
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いいですね |
左は同時期にリリースされた最新作 "Reebok Iverson Legacy (リーボック アイバーソン レガシー)", 同じソールユニットですが,アッパーによってかなり異なった趣のシューズに仕上がっています
アンサー含めリーボックの復刻モデルがちょくちょくリリースされていますが,マイサイズだと知らぬ間にひっそりReebokオンラインで売り切れになってしまうパターンが多く,気をつけてチェックしておかないともう手に入らないんじゃないかという恐怖感がありますね…
早め早めにゲットしておかないと,買い逃した場合入手が難しそうです. アンサー5がなぜか復刻されましたが,これから復刻される気がしませんしね…
早め早めにゲットしておかないと,買い逃した場合入手が難しそうです. アンサー5がなぜか復刻されましたが,これから復刻される気がしませんしね…
ちなみにスニーカー老害としてはリーボックに是非とも"REIGNMAN II", "Preacher", "Triple Deuce", "DUNKMOB", これら四足を復刻してほしいのですが,無理なんでしょうか(誰も知らんか)
リーボックレトロも大量にあるしちょくちょくレビューしようかなあ… 需要なさそうだけど…
Reebok Iverson Legacy : DEBUT
Reebokより"IVERSON LEGACY (アイバーソン レガシー)"と名付けられたAI3ファンにはたまらないモデルがリリース レッドどこかに使われてるか?って気もしますが,おそらくヒールのI3ロゴでしょう Montrezl Harrell(モントレズ・ハレル)が一足先に着用していました ...
5 件のコメント:
triple double(triple deuceですかね?)、preacher大好きです。
リーボックレトロはkamikaze2やblast復刻の際は狂喜しましたw
ただshroudは・・そこは普通reignmanだろと全力でツッコミましたが。
Answerは9と10の復刻を望みます。あとはoptix、icepick、aftershock・・・
調子に乗りましたすみません。
>>トガイソーjr.さん
コメントありがとうございます。返信遅れましてすみません。
さては90年代からスニーカーを追っているオタクの方ですね? 自分もPreacher好きでした・・・があれはキモすぎて絶対に復刻されない自信があります。
Reebokもadidas傘下になってから既存人気モデルのカラー展開だけやたら増やす方向に行くかと思いきや各Answerやshaqnosis、KAMIKAZEなどリリースしてきてあなどれません。ほとんど全部買ってしまってますしね・・・
これからもオールドオタクに喜ばれるシューズもレビューしていきますのでご期待ください。
エアジョーダン12
エアジョーダン13
answer3
answer 4
answer 6
answer8
NIKE・SOHX BB4
レインマン・ケンプモデル
はリアル世代です。
私は当時10代ですから
歳を重ねて履くのなら
話は変わりますよ笑
ジョーダンが1998年に
エアジョーダン1を履いて
ニックス戦を戦いましたが
相当足にきたようです汗
エアジョーダン12
エアジョーダン13
answer3
answer 4
answer 6
answer8
NIKE・SOHX BB4
レインマン・ケンプモデル
はリアル世代です。
私は当時10代ですから
歳を重ねて履くのなら
話は変わりますよ笑
ジョーダンが1998年に
エアジョーダン1を履いて
ニックス戦を戦いましたが
相当足にきたようです汗
エアジョーダン12
エアジョーダン13
answer3
answer 4
answer 6
answer8
NIKE・SOHX BB4
レインマン・ケンプモデル
はリアル世代です。
私は当時10代ですから
歳を重ねて履くのなら
話は変わりますよ笑
ジョーダンが1998年に
エアジョーダン1を履いて
ニックス戦を戦いましたが
相当足にきたようです汗
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