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Puma Clyde All-Pro Performance Review |
Puma Clyde All-Pro(プーマ クライド オールプロ)をレビュー
今さらといえば今さらなのですが未だに着用者をバンバン見かけるのでレビューしておこうかと(というかそもそもプーマバッシュはすべて履きたい).
今作,コロナ真っ最中の2020年にリリースされたのが残念でならない. わりと名作だと思うんですよね…
クライドオールプロに関してはクズマ系の派生モデルもすべて履いているのですがなかなか更新が追い付かず…やる気も出ず…いろんな意味で2022年はバッシュシーンがもっと盛り上がるといいですね
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B/R Kicks @brkicks - .@MELOD1P makes his NBA preseason debut in the Puma Clyde All-Pro |
「プーマ史上最速/最軽量で最も破壊的なClyde」と謳われた今作,1973年に誕生した名作シューズ「Clyde(クライド)」から. クライドの説明は新生Puma Basketball第一作目"Clyde Court(クライド コート)" レビューを参照してください
PUMA CLYDE COURT Performance Review
PUMA "CLYDE COURT(クライド コート)" をレビュー 待ちに待ったPUMAの最新バスケットボールシューズの,まさかまさかの登場です! NBAのスーパースターでニックスの永久欠番(#10)にもなっている Walt Frazier(ウォルト・フレイジャー)の愛称"クライド"から名付けられ,1973年に発売されたPUMA初のシグニチャーモデル"CLYDE" ...
"Clyde Court(クライド コート)" , "Clyde Hardwood(クライド ハードウッド)"に続き,クライドという名を持った三作目となります. リリースは2020年
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Performance Review: Puma Clyde All-Pro |
アッパーにはカーボン繊維とケブラー繊維を織り込んだ高機能ニット素材"MATRYX EVO(マトリックス エボ)"を使用. 安定性/通気性/サポート力を高めるシームレス構造が特徴的なマテリアル
アッパーのチェック柄は"Clyde(クライド)"の名の元になったWalter "Clyde" Frazier(ウォルター="クライド"=フレイジャー)の特徴的な総柄スーツファッションからインスパイアされています.
ミッドソールにはヒールに"PEBAX DROP(ペバックス ドロップ)", フルレングスの"PROFOAM+(プロフォーム プラス)" を採用. つま先には"PROPLATE(プロプレート)"が格納され,蹴り出しや一歩一歩の推進力を向上させます.
アウトソールは耐摩耗性/粘着性に優れたフルカバーのラバーアウトソールを採用. パターンは後述しますが分かる人には分かる仕様
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Boston Celtics Daily Links 7/3/21 |
カラーは Puma White-Power Green[19512401], "Coast 2 Coast - CELTICS(コースト2コースト - セルティックス)"
NBAの東西における象徴的ライバル関係ロサンゼルス=レイカーズとボストン=セルティックスを祝福する二色のカラーウェイがリリースされ,今作はセルティックスカラー.
スポーツ感のある白いベースアッパーにセルティックスを象徴するグリーン/ブラック, ミッドソールはオフホワイトでレトロ感が演出されています. 横から見たミッドソールもオールソールらしさが残っておりまさに
各所を見ていきましょう
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独特な感触 |
アッパーは"MATRYXEVO(マトリックス エボ)"
前述しましたがマトリックスエボはカーボン繊維とケブラー繊維を織り込んだ高機能ニット素材. 感触としてはやはりよくあるニット素材とは一線を画す耐久性ではあります.
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5ループ+1ホール |
シューレースは5つのレースループと1つのレースホールを通る仕様.
よほどこの素材に自身があるんだな…危なそう…と最初は思いましたが,かなりボロボロになるまで一年以上着用しましたがこのレースループが千切れることはなく,納得の強度.
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"MATRYXEVO" |
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ミッドソール後方に"Clyde" |
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またまたオフホワイト |
ミッドソールはフルレングスの"ProFoam+(プロフォームプラス)" + ヒールに "PEBAX DROP(ペバックス ドロップ)"
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快传拆解|PUMA CLYDE ALL-PRO实战篮球鞋 |
横の角度から見ると厚底に見えますが履いてみるとそんなに違和感はない(違和感がないだけで接地感はないですが), おそらくミッドソール剛性の高さから安定性を感じるのでしょう
ミッドソールは今作ではオフホワイト,ただのオフホワイトでは「またか~」と思ってしまう(ちょっと飽きてきた)のですが,PUMAのクライドであれば待ってました!という感じ
アウトソールは前足部パーケットパターン+プラッドパターン,二種類のパターンが用いられています.
パーケットは寄木細工を意味し,NBAに限らずバスケットボールコートのフロアに用いられるウッドテキスチャを模したパターン
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Boston Celtics Floor: Fit To Be Square |
プラッドは格子縞を意味し,本作"クライド",Walt Frazier (ウォルト・フレイジャー)の代名詞ともなっているフルストライプのチェックパターン
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Here Comes Clyde Frazier's Kandy-Kolored Tangerine Flake Streamline Big Fit! |
アウトソール後足部にはスリットが空けられておりミッドソールが露出している仕様.
そこまで粘性は感じませんがググッと止まるタイプのラバー,エッジも角が立っていないため長期の利用でも影響が少ないデザインに仕上がっています.
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最軽量とのこと |
29cm(US11)で393g(13.8oz)
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Puma Clyde All-Pro Performance Review |
見たまんまですが,完全なるローカット. まずめちゃくちゃおすすめしたいくらい良バッシュです. しかしながら相当なローカット好きボーラー(というよりローカットを履きなれているボーラー)にしかおすすめできません.
サイズはマイサイズで問題ないでしょう. 甲高な方はトゥまわりは危険な気がするので試着必須です.ローカット慣れしている方であれば問題ありませんが,他のPUMAバッシュと比べるとローカットの怖さに関してアンバランスさが払しょくできていない気がします
フィットに関しては,手触り的にニットのように感じられるため誤解してしまいそう. 簡単に馴染むような素材ではないのではないでしょうか… 「ニットならフィットは問題ないだろう」という固定概念が打ち崩されることとなります. あくまで個人的な意見ですが,今作で採用されたニットマテリアル「マトリックスエボ」は非常に硬く(カーボン+ケブラーのため当然ではあるが)かなり履き込まないとフィットしません.
そしてサポートに関してはローカットゆえアンクルまわりがかなり怖い感じ. ゆるいわけではなくカッチリしてはいるものの,かなり履き込みましたがこの感覚は払拭されませんでした. かっちりしているがあまりアッパーの強度がアンクルまで続いていないため,サポートに関して足首にすべての圧力がかかるような感じですが説明するのが難しい… 分かってもらえるかどうか… ちなみにいつも通りソックス二枚履き+社外インソール+アンクルブレース着用(馴染んでからはソックス一枚でも問題ない気がしています)
クッションやソールのセットアップに関しては非常に満足しています. グリップも止まりすぎることもなく止まらないこともなく,非常に良い塩梅のグリップ感. このソールは今作の派生モデルである"Clyde All-pro Team"ラインにもそのまま採用されているため,私のようにローカットこわいこわい勢は"Clyde All-pro Team Mid"が良いのかもしれません(まだ試していない)
ラメロ=ボール自身が着用していたPEモデルはカットが変更されており,少しアンクルまわりが高くなっています.
アッパーのハードさ,アンクルエリアのサポートの不安さ以外は非常に素晴らしく,ここ最近ローカット離れしていたのですが連続してこればかり着用することもあったぐらい. 耐久性も高く,学生等にもアンクルブレース必着の上でおすすめしたい
デザインも好みですしPUMA HOOPSにはこれからも期待したいところ. まだまだプーマバッシュは履きまくっているので,別モデルもちょくちょくアップできたらなと思います(その頃にはもうみんな買えなくなっているパターンではある)
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SoleCollector.com @SoleCollector - .@MELOD1P showing out in the Puma Clyde All-Pro. |
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Complex Sneakers @ComplexSneakers - First game against each other in the league. @ZO2_ in the “Chaos” Kobe 5, @MELOD1P wearing the “Elf” Puma Clyde All Pro |
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PUMA CLYDE COURT Performance Review
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