UA Spawn 2 Performance Review

UA Spawn 2 Performance Review
UA SPAWN 2 Performance Review
 "Under Armour SPAWN 2 (アンダーアーマー スポーン 2)"をレビュー

 UAバスケットボールシューズは多岐に渡ってあらゆるモデルを着用しているのですが,レビューを書きかけて放置してばかりだったりします. カリーシグネチャーとか全作履いていますし,古くはブランドン=ジェニングスモデルとかから履いていたりもするのですが未レビューですしね…

 UAバッシュは「みんな気づいていないけどこんな隠れ名作あるよ」的にひっそりレビューしていきたいと思います.





Grosbasket Joel Embiid je v UA Anatomix Spawn 2 "X-Ray"
 2013年に発売され,ステフィン=カリーが着用したことで一世を風靡した
"Anatomix Spawn (アナトミックス スポーン)", その系譜を継承するシリーズ新SPAWNシリーズが2019年にリリース. 一作目となる "UA SPAWN LOW[3021263]"がリリースされました.

 続いて第二作目となる今作, "UA SPAWN 2"が2020年にリリース. これまでと同様,バスケットボールプレーヤーの足の動き,またその足の解剖学的構造に基づいてデザイン.

 アッパーにはTPUフィルムとPUコーティングされたメッシュの織り合わせたレイヤー成形により,解剖学的設計で多層サポートを実現. 特徴的なラテラルTPUプレートでもアッパーをサポート. タンとアンクルには動きを制限しない極限までパッドが敷き詰められています.

 インソールはダイカットEVA, ミッドソールはフルレングスのMicro-G®フォーム.

 解剖学からデザインされたプレッシャーマッピングのアウトソールパターンにより,優れたトラクションと柔軟性を実現したとのこと. その丸みを帯びたアウトソールデザインにより,素早い動きと方向転換を促進します.

 今作スポーン2は,アンダーアーマーと契約するジョエル=エンビード, デニス=スミスjr, パティ=ミルズなどが着用.


GROSBASKET - UA Anatomix Spawn 2
 カラーは Cordova/Versa Red/Black[3022626-600], "Chaos Fire"

 このサイドのTPUプレートに大きく刻まれた"CHAOS(カオス)"が特徴的なシリーズ, このカオスシリーズはレッドとブルー, グリーンとホワイトの計四色が展開.

 通常モデルと異なり,プレートにはグラフィックも施され,他カラーと一線を画す印象を与えています. リリースエリアも限定的でした(日本ではこの"Chaos Fire"だけが展開)

 各所を見ていきましょう.





特殊な網目
 アッパーにはTPUフィルムとPUコーティングされたメッシュ.

 アンダーアーマーらしく,ただメッシュといえどこのネットパターンは他とは異なる趣の形状でありさわり心地も個性的.

 解剖学的設計で多層のレイヤーサポートを実現するためこのような織り方をしているとのことですが屈曲しやすくそれでいて強さを感じます. 気持ち柔らかいですが,アッパーとミッドソールのつなぎ目はフィルムによりコートされていて耐久性は問題ないでしょう.

 タンの炎ロゴも良いです





さてさて
 今作の特徴であるサイドパネルの「Lateral TPU Plate (ラテラル TPUプレート)」.

 全体がアッパーに接着されているわけではなく,下部のみがミッドソールに接着し上部は浮いているのが画像から分かるかと. ここにシューレースが通りアッパーも通る, つまりシューレースがはアッパーもプレートも貫通しているわけです.

 このプレート,人によっては足の形状によって「足に当たる」という事態がありそうなので試着は必須でしょうが,自分の場合は足にカッチリとハマり非常に良いロックダウンを得られました.





Spawnらしさ
 ヒールカウンターはアウトソールから伸びたラバーがアッパーにレイヤーされている形状.

の織り合わせたレイヤー成形により,解剖学的設計で多層サポートを実現. 特徴的なラテラルTPUプレートでもアッパーをサポート. タンとアンクルには動きを制限しない極限までパッドが敷き詰められています.




"SURVIVAL"
 インソールには"SURVIVAL"





帰ってきた「Micro-G」
 ミッドソールはフルレングスのMicro-G®フォーム.

 ここ最近のUAバスケットボールラインではチャージドクッショニングが採用されたモデルが多くMicro-Gは久々の印象.

 マイクロGはボトムヘビーですがもっちりしていてやはり独特のクッション. 久々にマイクロGを履くとやはり良いですね… もっちりと柔らかいため,体重を受けてある程度変形しその形状のまま反発,衝撃吸収をこなしてくれます. これが非常に心地よい.

 ナイキ,アディダス,ジョーダン,リーボック,アシックス,ミズノ,どのメーカーを見渡してもここまで「心地よい」レベルのクッションはないですね. もっちもち…





このパターン好きです
 アウトソールはプレッシャーマッピングパターン.

 ラバーはやわらかめ, フロアにもよりますがキュッキュという音無しで止まるタイプのラバーでグリップは非常に良好.

 というかUAはアウトソールに限らず「シューズとしての出来」が非常によくできていて,他メーカーの廉価モデルではグリップ不足やクオリティの低さを感じることが多いですがUAはどのモデルでもグリップ不足を感じることはないですね.





MicroGの弱点…
 29cm(US11)で404g(14.2oz)





UA Spawn 2 Overall
 アンダーアーマーの狙い通り, その奇抜な見た目と異なり平均的なオールラウンドなモデル. 身長やプレースタイル,ポジションによらず全ボーラーにおすすめできるかと.

 Micro-Gは重いという固定概念があるかと思いますが,今作は29cmで約400gです. なので短い/軽いシューレースに変更してちょっと軽いインソールにするだけで300g台になれるのではないかという気がしています(魔改造やってみるか…). ただシューズ全体としての重さは緩和されたとしてもMicro-G自体のボトムヘビーさは感じるため少々アンバランスさを感じなくもない

 ローカットモデルは最初にカカトが抜けないかが重要だと思いますが,かなりタイトかつ立体的なラストになっており抜けやブレなどは感じず.

 というかアンダーアーマーのローカットモデルでカカトの抜けを感じたモデルはありませんね… UAはきちんとしたシューズ作りをしていると思います(他メーカーだとこのレベルに達していないローカットモデルが多い)

 独特のメッシュ形状から甲高な方でもある程度の許容はあり,フィットは良好. ただ,このラテラルTPUプレートは自分の足には干渉せずに快適なサポートを得られましたが,こればかりは個人の足型によるのかも知れず「とりあえず試着してみましょう」としか言えませんね…個人的にはとてもよくフィット/サポートを得られましたが,なんというかうまく言葉にできない怖さが…

 UAのバッシュは軒並みTPUレイヤーのクオリティが低く,トゥに傷や剥がれが目立つものが多い印象がありますが今作はデザインの影響もありそこまで耐久性の低さは感じませんでした


Spawn 2 & Embiid 1

 今作Spawn2のラテラルプレートのエッセンスを受け継ぎ,ジョエル=エンビード シグネチャーモデル"EMBIID 1"ができているのだろうと推測されますし,そういった意味ではエポックメイキングなモデルであることは間違いないかと.

 また,前作"UA SPAWN LOW"から"SPAWN 2"に名称を変更しシンプルになりましたがこれは良い判断. シューズ名はシンプルな方がいいです

 プライスも納得できるレベルですし,一般的な廉価モデルの価格帯ですからね. コストパフォーマンスは高く納得できるつくり

 今作は29cm以上を取り扱う店が極端に少なかったので試着/購入いずれも苦労しました

 とはいえ自分はやはりハイカット派ですかね… UAから以前にリリースされた"Under Armour Clutchfit Drive Highlight"というモデルがあったのですが,復刻してほしいです… 誰も覚えていないでしょうけどね…





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