NIKE KD TREY 5 VIII EP Performance Review |
やっと体育館が普通に貸し出しはじめてバスケができるようになってきましたね.
シグネチャーもレビューしたいところですがセミシグもしっかり履き込んでいきたい今日この頃だったりします
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kicksmaniac.com - NIKE KD TREY 5 VIII |
アウトドアコートでの使用を想定されており,ゲームですべてのプレーに全力を尽くすケビン=デュラントのエナジーを持続させるというコンセプト
クッションにはNike Renewクッションをミッドソールフォームで囲い,2種類の異なる密度のミッドソールで,快適性と安定性のバランスを実現しています
レイヤーフォームを計算的に重ねたアッパーはミッドハイカット. 足首周りの快適性とサポート力を強化し,アッパー前足部にはエンジニアード素材を使用. アンクル部の切り返し的デザインはNIKE KYRIE 6を彷彿とさせます.
今回レビューするのはEPラスト(EPに関しては下記 "スニーカー用語辞典 KicksWords.com - EP" を参照)
EP
EP 【Engineered Performance】 EP とは,NIKEでアジア人向けに開発された幅広の足型(ラスト)を採用したモデル 元は「AF」や日本企画の「JPN」という日本人向けに幅広甲高の足型にあわせてフィット感の調整されたラ...
カラーは Black/Smoke Gray/White[CK2089-001]
各所を見ていきましょう
最初は迷彩かと思いました |
アッパーはエンジニアードメッシュ
レーシングは6ヶ所のホールを通るだけのシンプルな仕様で,廉価モデルでよく使われるデザイン/ラストが採用されている感じがします(KYRIE FLYTRAPとかに似ている)
アッパーの柔らかさもあって特に前足部はよくフィット. 素材のやわらかさゆえアッパー剛性には不足を感じますが,アッパーサイド中央で異なるマテリアルに切り返されておりある程度の剛性は確保されているかと.
サイドのスウッシュは"Nike React Infinity Run Flyknit"を彷彿とさせる感じでとてもよい(あのデザインはとてもよかった)
KDロゴ |
ヒールカウンターは装着されず,レイヤーと芯材で作られたヒール/アンクルまわり. カットの高さやデザインはKD12に似ています
この角度からだと"UA Anatomix Spawn"を彷彿とさせるレイヤーデザインに見えますが,TPUのような熱圧着成型のような質感ではなく,クッションつきサポーターのパッド部分のような感触. アンクルまわりのパッドは厚いです
スウッシュが良い(しつこい) |
ミッドソールは"Nike Renew(ナイキ リニュー)" + "Phylon(ファイロン)"
柔らかく反発力に優れたNike Renewを硬めのフォームで囲み,2種類の異なる密度のミッドソールで快適性と安定性のちょうど良いバランスを実現したとのこと
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nike.com - KD トレイ 5 VIII EP バスケットボールシューズ |
Nike Renew はアウトソールのホール以外は外に露出せずフォームに包まれた形状.
アウトソールがトランスルーセントラバーのモデルだとクッションフォームの形状や配置が分かりやすいですね
うねうね |
アウトソールはウェーブパターン
それなりに汚い体育館で試してみたり,フロアに木のボードが貼り付けてある謎体育館フロアで試してみたりとかいろいろやりましたが総合的にグリップは良い
軽し |
US11(29cm)で339g(11.9oz)
NIKE KD TREY 5 VIII EP Overall |
各パフォーマンススコアだけ見るとだめバッシュっぽいですが,プライスやシューズ重量なども考慮すると廉価モデルでもこういう方向性なら悪くない,履いていてとても楽しいバッシュです
サイズはマイサイズで問題なし. 履き始めの段階で足に馴染みますが,トゥエリア(特に小指のあたり)は強く負荷がかかっている気がするのでここが最初に破けてしまいそう
クッションのRenewマテリアルはPhylonと比べるとぐにゅぐにゅしており若干の横ブレを感じないことはない. ここに神経質な方はたぶんだめかも.
アッパーも前足部が特に剛性のなさを感じるので,気になる人は気になってしまうかも知れません. 一時期のコービーシグネチャーのようなセットアップです(KOBE 9あたりの). そのかわり屈曲性はかなりあります. 履き始めで既に足に合いますからね…
ポジション1~3番のボーラー向けな気がします
そしてここ数年自分が履いてきたモデルの中ではトップクラスに軽いのではないかと. 実際数値だけ見ればより軽いモデルはあると思いますが,軽さのために分かりやすいなにかを犠牲にしていないのがすごい. 作りが単純だからなんでしょうね…
軽いだけで良いシューズだと思うわけではないのですが,やはり軽いと「履いていて楽しい」んですよね
ナイキの廉価モデルは他社の同価格帯と比べると一段クオリティが劣る面がありますが,このモデルに関してはこれはこれでアリな感じがします. 「跳べる」タイプのシューズではない. あくまで廉価の中でとても履きやすいバッシュ
とはいえここ最近のナイキバスケットボールはシグネチャーでもここまでのクオリティに達していないモデルがある気がするので,こういう廉価モデルやセミシグネチャーも履いてみてはいかがでしょうか… こればかりは履いてみて分かる独特の良さなんじゃないかと
というわけで2021年も終わりますが,今年は本当にバスケをしなかった年でしたね…レビューも全然あげられずに申しわけない(noi天さんなどが協力してくれないと本当にマズかった)
書き溜めてあるレビューが結構あるので,なんとなくアップしていこうかと思います. 過去モデルになると思いますがなんとなく楽しめる人だけ楽しんでください…!!
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