JORDAN SUPER.FLY Performance Review

JORDAN SUPER.FLY PERFORMANCE REVIEW
JORDAN SUPER.FLY PERFORMANCE REVIEW
 ジョーダン スーパーフライシリーズ記念すべき第1作 "JORDAN SUPER.FLY (ジョーダン スーパーフライ)"をレビュー

 いや見間違いじゃなく…初代スーパーフライのレビューです,懐かしいですね…覚えている人いるんでしょうか…

 スーパーフライシリーズは全て所有しており,せっかくなので過去モデルを振り返りつつ全モデルレビューしていこうと思います(レビューというよりは"振り返ってみよう"という感じのエントリ)




NBA Sneaker Watch // Jordan Brand Weekly Recap - Week 2
 スーパーフライシリーズの歴史は,このモデルから始まりました,"JORDAN SUPER.FLY"

 今や自身のシグネチャーを有するラッセル・ウエストブルックや,他にもブレイク・グリフィン,レイ・アレンが着用, 上記はHOME PE


Russell Westbrook Signs With Jordan Brand And Wears First Jordan PE
 ほとんどジョーダンブランド契約選手が全員着用しており,ホーム/アウェイ共にPEが作られ,カラーも豊富,ローカットのリリースもあり非常に力が入っていました

 こちらはAWAY PEですが,どちらも一般発売はなし





2012-07-04
 カラーは ステルス/スピードイエロー/ユニバーシティブルー/サンブラスト(539540-035), 通称"BARCELONA"

 ボックス表記は "JORDAN SUPER.FLY RTTG", この"RTTG"とは"ROAD TO THE GOLD" の略で男子バスケットボールUSA代表である通称「DREAM TEAM」がロンドンオリンピックまでに練習試合を行う三都市からインスパイアされたカラーリングパック

 スーパーフライだけでなくAIR JORDAN 1と共にリリースされ,


Air Jordan Retro 1 & Super.Fly 'Road to the Gold' for the World Basketball Festival
 "LAS VEGAS"

 高級ジャケット,ホワイトシャツ,レッドのネクタイといった正装姿がテーマ,スーツのポケットに差すハンカチを模しライニングにはペイズリー柄を使用


Air Jordan Retro 1 & Super.Fly 'Road to the Gold' for the World Basketball Festival
 "WASHINGTON D.C."

 「礼装」と「勲章」がテーマ,ワシントンD.C.にあるホワイトハウスでの授与式にて勲章を与えられる幹部をモチーフにしており,礼装であるスーツを表現,トゥや補強部には勲章を彷彿とさせる様々なカラーのストライプ柄をデザイン


Air Jordan Retro 1 & Super.Fly 'Road to the Gold' for the World Basketball Festival
 "BARCELONA"

 ピカソが描いた闘牛士の絵画からサンプリング,レッドやグレーの境界部分に擦れを表現するグラデーションが掛けられており,1992年にドリームチームが誕生した地バルセロナを表現


 つまり, 2モデル×3都市で計6モデルがリリース,今回はその内の一足を紹介(レビュー)します

 発売から6年近く経ちますが未だに履き続けてます… このモデル持ってた!履いてた!という人はいても,未だに履き続けている人は少ないのではないでしょうか(単に古すぎる?!)

 各所を見ていきましょう





懐かしいタイプのフューズ
 アッパーはフューズ

 今現在のメッシュが混じったフューズではなく初期のカチカチなフューズマテリアル, ガチガチにシューレースを結ぶとペコペコするアレです(初期のフューズはこんな感じでしたよね)





シューレースがケバケバですね…
 通気孔があるサイドパネルアッパーからは内部が透けています

 見た目通りに通気性はかなり良く,アッパーの薄さもあってサイドパネルでは蒸れなどの不快感はほとんどありません





履き口のレザーはいい感じ
 ぐるりとアンクル周りを一周する履き口部分のレザーが非常に柔らかくふわふわ,足当たりがとても良いです

 立体的に表現されたスピードイエローのジャンプマンが映えます, 地味ながらヒールカウンターも足当り良好





"RTTG"
 タン裏の"RTTG"ロゴはトラベルタグをデザイン, スーツケースに付けるタグですね


Jordan Super Fly RTTG - Barcelona
 ちなみにこのタグが本物のタグとなってシューズにも付いてきます

 タン周りのインナー素材はすべりにくいマテリアルが使われており非常に良いのですが,汗を吸いまくってズッシリ重くなるレベル

 シューズ全体が汗を吸うわけではなくフューズ部分を除く履き口やタン部分だけが汗を吸いまくるので若干違和感があります, この時期のバッシュだなあという感じ





横からのデザインも良きかな
 ミッドソールはPhylon(ファイロン),クッションは前足部にルナフォーム,後足部にはZOOM AIR

 一時期はこのセットアップが搭載されたモデルが多かったですよね,以前にレビューした"AIR ZOOM BRAVE 3"と同様のセットアップですし、みんな大好き"ZOOM KOBE 4"もこのセットアップです

 グラスファイバー製のシャンクプレートが搭載されています


【Nike的良心配置】粗略拆解Jordan Super.fly,多图,没有大段的废话感言
 容量が大きくまるでヒール全面をカバーするかのようなサイズのエアバッグ

 結構履き古されても厚いミッドソール内に入れられたエアバッグって意外と長持ちするんですね…





良いラバーです
 アウトソールはブロックパターン,ヘリンボーンパターンが前足部の三箇所のトラクションポッド部分に配置されており,一風変わったパターン

 以前レビューした"JORAN ULTRA.FLY" のような逆向きジャンプマンがいいですね





"LUNARLON"
 この表記の仕方だとこの位置に(ヒールクッションに)ルナロンのように見えるのでやめて欲しいですね…





"411g"
 US11(29cm)で411g(14.4oz)










JORDAN SUPER.FLY OVERALL
 リリースが2012年なのでもう7年ほど経つわけですが,自分はまだ現役で履き続けられている"JORDAN SUPER.FLY"こと初代スーパーフライ

 これを履いて優勝した大会があったりして,自分の中では非常に思い出深い一足です

 未発表の新テクノロジーをふんだんに使用するナンバリングとは違い,現状の機能を使い全体的に上手くまとめ上げ安定したパフォーマンスを発揮できるよう作られていますね

 レビュー的にはこのスコアになっていますが,決して悪いシューズというわけではなく全体的に上手くまとまっているとは思います…が,やはりフューズマテリアルが「一昔前」の足当り(実際に一昔前なのだから当たり前ですが)


 最近少し迷走気味なスーパーフライシリーズですが,いつまでも続いてほしいものです

 そしてこの初代モデルはこれからも大事に履き続けようと思います,いつまで履けるかなあ…










Ray Allen's Jordan Super.Fly Player Exclusives





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