JORDAN CP3.X iD Performance Review

JORDAN CP3.X iD Performance Review
JORDAN CP3.X iD PERFORMANCE REVIEW
 クリス=ポール シグネチャーモデル 第10作目 "JORDAN CP3.X (10) NIKEiD" をレビュー

 インラインモデルでレビューを書くつもりでしたが,良カラーが少なく,なかなか購入に踏み切れなかった今作

 年末の大掃除によって発掘されたNIKEiDモデルを先にレビューしてしまいます…インラインモデルも出てくればレビューするかも?




Chris Paul Wears New Air Jordan 4 Colorway
 デザインソースはクリス=ポールが,趣味であるボーリングの大会で着用していた"AIR JORDAN 4 PE"

 グレー/ライトブルー/レッド/ブラック のジョーダン4, 当たり前ですが一般発売はされていません


Chris Paul Wears New Air Jordan 4 Colorway
 ヒールパーツの中のジャンプマンはレッド, このあたりを忠実に再現しました

 (シューレースは黒でしたが,ここは重い印象になってしまうのであえてブルーに…)


Chris Paul Wears New Air Jordan 4 Colorway
 サイドのメッシュパーツやシューレーツパーツなど,シューズを構成するパーツが目立ちAJ4らしさ全開でとてもかっこいい

 このアッパーのレザーはおそらくシンセティックヌバック,実物はめちゃめちゃ傷ついて汚れが付いたら取れない上に経年で割れて剥がれてくるタイプの素材でしょうけど…それでもこのカラーはLACっぽさもあり良いですね

 NIKEiDなのでシューズ自体の説明など割愛(インラインモデルをレビューする際に書くかも…期待しないでください)

 各所を見ていきましょう





とてもとても高クオリティ
 アッパーはウーブン

 感触は"AIR JORDAN XX9"と似ていますがこちらのほうが厚みがあります

 レーシングシステムは若干特殊で,FlightWebのように見えますが左右から出た一本のナイロンベルトがレースループになっており,そこにFlywire(フライワイヤー)も通っています

 この写真だとトゥ下ミッドソールまでTPUケージが伸びているのが分かるかと





シンプルになりすぎたかも
 ミッドソールまで伸びているサイドのTPUケージ, 硬そうに見えますが実際はかなりソフト. ただアッパーに一枚のTPUを貼り付けているのではなく,アッパーの丸みに合わせて立体的に造型してあるためフォームポジットのようなフィット感

 TPUケージのエッジからフライワイヤーが出ていることもあり,サイドのフィットは良好なのですが,ヒールパッドがなくなったことによりヒールの抑え込みはかなり弱く,人によってはカカトがすっぽ抜けそうなサポート感ではあります

 サイドのジャンプマンの位置はTRUNNER系のジョーダンを思わせるデザイン(好きです)





つるん
 「抜群の通気性をもたらす、継ぎ目のないアッパー」と公式サイトで謳われていましたが,アッパー内側にウーブンのつなぎ目

 内側にも四箇所にFlywireが通っていますが,余計なものは排され,本当にシンプルなデザインです





ジャンプマン+NIKEiD
 インソールにはジャンプマンの下にNIKEiDロゴ,数回着用で全て剥がれるので注意

 ジャンプマンロゴとNIKEロゴが混在していると格好よく見えてしまうアレ…ありますよね…インソールはOrtholite(オーソライト)





ファイロンは硬め
 ミッドソールはPhylon(ファイロン), フロントにZOOM AIR


Jordan CP3.X拆解:如果你愿意一层一层剥开我
 この解剖画像から,フロントもリアもミッドソールのファイロンが非常に薄いことが分かるかと

 リアのミッドソールは外見から厚めに見えますが,巻き上がっているだけでヒール直下は薄く,接地感が強いです


Jordan CP3.X拆解:如果你愿意一层一层剥开我
 エアバッグは以前に"JORDAN ULTRA.FLY Performance Review"でレビューしたジョーダン ウルトラフライと同形状の9チェンバーのアーティキュレーテッドZOOM AIR

 このエアバッグはそもそも薄く,エア量も少ないため衝撃吸収性はほぼ感じません. また外側に張り出していないので常にぎゅむぎゅむとエアを感じるわけでもなく,あまり存在感がない

 CP3シグネチャーはこれまでもクッションユニットは廉価版と同様なことが多いですが,今作も同様です





パーフェクトグリップ
 アウトソールはエンジニアードウェーブパターン

 NIKEiDなのでソリッドラバーにしましたが,グリップはパターン/ラバーともにパーフェクト





これは軽い
 29cm(US11)で417g(14.7oz)










JORDAN CP3.X iD Overall
 特徴的なのは「軽さ」と「グリップ」. 29cmで400gを切る寸前の重さということもあり非常に軽量.

 これは重量バランスが良いのだと思います. 最近プライベートで下駄を買ったのですが,いざ量ってみると300gくらいで結構軽いんですよね. 今回レビューしたCP3.Xが約400gですが,断然こちらの方が軽く感じる.

 これは極端な話ですが, 他のシューズと比べても重量バランスが優れているのか(パーツが足に近いからか)重みを感じづらいです

 それに加えてこの抜群のアウトソールのグリップも素晴らしい, インラインモデルのトランスルーセントラバーモデルだと今回のモデルとは違うと思いますが…少なくともソリッドラバーはパーフェクトなラバー&パターン. ちょっとホコリがついたぐらいではビクともしません

 ただ前述した通りクッションには難ありですね… いまの時代, 自分のようにBoostに慣れてしまうとナイキやジョーダンブランドのこの程度のクッションがフロントのみだと少し厳しい.

 ただこれ以上厚くすると,ただでさえ剛性感MAXな硬いソールの屈曲がさらに悪くなる気もしますし難しそう. おそらくですがファイロンも硬め

 いまでもtwitter等で愛用者が散見されますがさもありなんという感じ. 安定感があり,迷ったらこれを持っていけば安心安心. 全体的に非常に素晴らしいシューズです(今回はiDということもありコスパの悪さは考慮しました)

 ウーブンマテリアルでも特にサイジングに差はなく,サイズはいつものジョーダンブランド 29cm(US11)をチョイスしましたが問題ありませんでした

 耐久性はそこまでないと思われます… 数回の使用で表面が毛羽立ってますしね…





いまはなきNIKEiD…
 よく言えば安定,悪く言えば代わり映えしない…という理由からあまり食指が動かないCP3シグネチャーなのですが,なんだかんだ言って結局すべて購入している上にNIKEiDで作ったりもしていたのです…

 いま見てもこのデザインはトランナー系っぽくて秀逸ですね

 今となってはCP3シグネチャーも,メロと同じくいつ終ってもおかしくないと思われるので,最新作が出たら即買いしておいたほうが良さそうです(カラーリングもぜんぜん出ないし)

 もう購入できないモデルをレビューするのははばかられるのですが,ここのところ最新モデルばかりレビューしていたのでこれくらいは許されるかな~と思いレビューしてしまいました

 これからもeBayでちょくちょく狙い続けます…





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