NIKE AIR FOAMPOSITE ONE Performance Review

NIKE AIR FOAMPOSITE ONE Performance Review
NIKE AIR FOAMPOSITE ONE Performance Review
 "NIKE AIR FOAMPOSITE ONE (ナイキ エア フォームポジット ワン)"をレビュー

 メタリック系ではないカラーリングが欲しかったため久々のフォームポジット ワン. 一時期のコラボモデルや連続リリースが落ち着き,非常に買いやすくなって嬉しい限り…値段はアレですが…

 2020年初レビューとなります! 今年もよろしくお願いいたします!!




Nike Air Foamposite One OG - Sneaker Bar Detroit
 1997年にリリースされた"NIKE AIR FOAMPOSITE ONE (ナイキ エア フォームポジット ワン)"

 名こそ冠されていないものの,"PENNY(ペニー)"ことAnfernee Hardaway(アンファニー=ハーダウェイ)のシグネチャーロゴ"1CENT"が入り,彼の足元を支えていたモデル. デザイナーはコービーシグネチャーなどを手がけているEric Avar(エリック=エイバー)

 「素材を液体にしたものを容器の中に入れ, その中に足を浸して, 足の周りを覆うことができたらどうなるだろう」という実験的なアイデアからシューズづくりがスタート


behind design air foamposite one
 ポリウレタンを注ぎ込むことができる入れ物を作り,その型の中心部が足型に, 型の外壁部分がシューズの外側になるよう形状や構造を生み出していきました

 サングラスケースや甲虫類の昆虫などからインスピレーションを受けてアッパーとアウトソールをデザイン

 1997年にリリースされるまでには3-4年間を要し,反対の声も多かったそうですが,この時に開発チームの助けになったのが当時オーランド=マジックのシューティングガードであったペニー.

 ペニーがこのシューズを支持し,シューズに対する意見をフィードバックしたことで,このインパクトある一足が完成しました.

 この深いかかわりがあったことでシグネチャーモデルではないものの 1CENTロゴが入り"ペニー"モデルとして売り出されることとなります


SLAM Kicks @SLAMKicks Penny Hardaway is the coolest coach in America.
 その後,ペニーはNIKEから"PENNY"シグネチャーをリリース. アトランタ五輪で金メダルを獲得し, NBAでも多大なる活躍をし 2017年1月にはオーランド=マジックで殿堂入りを果たしました

 2018年からは自身の母校であるメンフィス大のヘッドコーチ(HC)に就任しています.

 2014年以来,NCAAトーナメントに出場できていないメンフィス大, ペニーの手腕でどこまで深化していくか楽しみですね!





Nike Air Foamposite One 'Albino Snakeskin'
 カラーは Sail/Black-Habanero Red-Black[314996-101], "Albino Snakeskin"

 実際にはアルビノの蛇はこういう黒白のうろこにはなりませんが,アイステイ/シューレースがフルブラックがゆえにスネークスキンが強烈に目立つリミテッドカラー

 ソールはハバネロレッドですが,アイステイの小さいスウッシュも同色で,非常に印象的です

 2019年はAF-1等でもスネークスキンカラーがリリースされ,当たり年でした

 各所を見ていきましょう





ヘビヘビ
 アッパーはPosite(ポジット)

 指でアッパーを触った際には柔らかい印象を受けますが,いざ履いてみると剛性を感じ,なんだか不思議な履き心地

 インナーブーティのためフィット感は現代のシューズにも引けを取りません

 シューレースシステムは等間隔9ホール. アイステイ裏にもポジットマテリアルがあるため,補強の意味合いで付けられているのでしょう. 非常にトゥに近いエリアからレーシングがスタート





ダイレクト
 アッパーはアウトソールにダイレクトに繋がる仕様

 ミッドソールを介さないこの仕様が一長一短で,隣接するアウトソールからの衝撃がダイレクトにアッパーに伝わるため,アッパーが衝撃に負けているような感覚があります





げ, 下駄ソール…
 シャンクプレートは左右の外側までせり出しており,意図的に足をねじってみてもシューズが変形しないほど剛性があります

 これが曲者で,走った際に縦の動きにはしっかり付いてくるのですが,横に動く際は反応が鈍くなるような阻害してくるような感覚

 近年のニットアッパーやエンジニアードメッシュに慣れてしまうとかなり違和感のある剛性感. とはいえ,これも慣れかもしれません





1CENTロゴ
 ヒールカウンターはないものの,立体的に造型されたアッパーとダイナミックインナーブーツシステムによりヒールの掴みはガッチリしています

 ブーティの履きづらさが考慮され,タン/ヒール共にストライプが模されたタブと1CENTロゴが装着





ここにも
 インソールは1CENTロゴ





外見からは想像できないクッション性
 ミッドソールはPhylon(ファイロン),クッションはフルレングスズームエア+ヒールズームエア


AIR FOAMPOSITE ONE XX 蓝喷拆解报告
 つまりズームエアが重ねられたダブルスタックズームエア

 レトロモデルでありながらクッションは本当にしっかりしています. 特にヒールの衝撃吸収性はいま現在の最新モデルにも引けをとらないレベル. フロントはダイレクトに衝撃が伝わってきている気がします…エアも薄いですしね…

 ミッドソールは外からは見えないものの実はしっかりあります. 全体の厚さは約27mmだそう





グリップ良好
 アウトソールはヘリンボーン+ドットパターン

 意外と粘性があり,キュッという音はしないもののズズズッとしっかりグリップします. ぐるりと囲うエッジ部分のラバーは少し硬く感じられるかも

 フォームポジット ワンは(プロも)トランスルーセントラバーが多いですが, 個人的にソリッドラバーの方が好きなこともあってこのカラーを購入した経緯があったりします

 アウトソールにも1CENTロゴ





スーパーヘビー級
 29cm(US11)で541g(19.0oz)

 この重さが「カジュアルシューズ」となった所以でしょうか…










NIKE AIR FOAMPOSITE ONE Overall
 剛性+クッションが特徴的な一足

 ボトムエリアは剛性MAXなのですが,シューレースエリアはトゥまで広く取られているため屈曲するエリアが広く,縦にとても動きやすいです

 しかし,インナーブーティによりフィット感は良いように感じますが,左右に切り返す際にポジットがついてこない感覚があり,サポートも同様にすこし不満を感じます(とはいえレトロモデルであることを考慮すれば我慢できるレベル)

 かなり重いながらグリップもよく,脚力のあるNBAプレイヤーが着用する気持ちも分かる気がします. こういう履き心地のバッシュって意外にないかもしれません

 こればかりはなにかに似ているわけではなく,独特なオリジナルの履き心地. 一度履いてみていただきたい…

 いつものナイキサイズにしましたが,ラストが変えられていないのか,サイズ感は昔のナイキのラスト

 サイドがかなり狭く,足の甲が広い方は普段より大きめのサイズの購入をお勧めしたいところですが,アッパーが伸び縮みする素材ではないためフィットには限界がありそうです. 人によっては小指がやられるかも

 ポジットはハードに使用している内に表面に小さいヒビが入り,そのヒビが大きく広がってきてしまうため耐久性に関しては残念なレベル





色違いもほしいですね…
 くせはあるもののレトロモデルにしては意外と「使える」

 あらゆる各メーカーのレトロバッシュを未だに使い続けている自分ですが,このフォームポジット ワンはそれらの中でもポジティブに使い続けています

 価格は約\25,000と,レトロモデルにしてはちょっとお高め…正直もう少し安くなってほしいですね. この価格だとバンバン買い足しづらい… QSやPRM系だけをハイプライスにしてインラインと棲み分けしてほしいところ

 というわけで, 2020年初レビューはまさかの"AIR FOAMPOSITE ONE"でした… バスケもバッシュレビューもがんばっていこうと思いますので,2020年もよろしくお願いします!










NBA Sneaker Watch // Rajon Rondo Wears Nike Air Foamposite One "Fighter Jet"


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