Reebok Zig Kinetica Concept_Type1 : Review

Reebok Zig Kinetica Concept_Type1 : Review
Reebok Zig Kinetica Concept_Type1 : Review
 "Reebok Zig Kinetica Concept_Type1(リーボック ジグ キネティカ コンセプト タイプ ワン)"をレビュー(というかインプレ)

 Reebokの最新テクノロジー x IAN PALEYというアツいコラボレーション,一部オタだけが歓喜するんだろうなと思っていたらReebokオンラインでは全カラーでマイサイズは売り切れだったり,26~27.5cmのいわゆるゴールデンサイズも軒並み売り切れ.

 どんな層が購入しているのか気になりますが,売れ行きは超好調だったよう. 生産数も少なかったようですし買えてよかったです…今となっては買えないですね(とはいえこれからも酷似したモデルがリリースされるとは思う)





Reebok ZIG Kinetica Concept_Type1 (black)
 「ZIG(ジグ)」デザインを現代の新たなテクノロジーで蘇らせた、IAN PALEY(イアン=ペイリー)とのコラボレーションシューズ"Reebok ZIG Kinetica Concept_Type1 (リーボック ジグ キネティカ コンセプト タイプ ワン)"

 過去にもReebokブランドとのコラボレーションを手掛けてきたイアン=ペイリーをパートナーに迎え,アイコニックな「ZIG」デザインを現代の新たなテクノロジーで蘇らせた,全く新しいパフォーマンスシューズです.

 "ZIG ENERGY SYSTEM"と呼ばれるジグザグ状のミッドソールはフロートライドフューエル(高反発フォーム素材), エナジーシェル, エナジーバンドアウトソールの3つのコンポーネンツから成り立ち,着用時に最大限のエナジーリターンを得るためのデザイン.

 アッパーはフィット感の調節のため取り外しも可能なガイダンスバンドが装備されており,通気性を高めたマイクロベントメッシュマテリアルが採用されています.

 カラーは Black/Alloy/Rose Dust [EG8913]

 リリースされた4カラーのうちの一足で,「ヒートマップ」をイメージした複雑なカラーパレットによるグラデーションが採用. ZIGソールの"エナジーリターン"という考え方からヒントを得ており,ランニング時の動的エネルギーの流れを表現しています.

 今回,イアンがリーボックからコラボレーションの打診を受けたときにはシューズに採用するテクノロジーが既に決定していたため,複雑なカラーパレットを駆使することに徹底的にこだわったとのこと.

 各所を見ていきましょう





分かりにくいですがスケスケ
 アッパーはマイクロベントメッシュ

 通気性とそのデザイン性から中が透けるほどメッシュは薄く,それでいて硬さのあるシースルーメッシュ.

 このシースルーにより履くソックスによってカラーアレンジができます(ちょっと前に流行った感じのアレ). トゥのマイロベントメッシュにシンセティックレザーがオーバーレイされています. デザインとしてはロードバイクのペダルに装着するトゥクリップのようなデザイン





とってもよし つけてもよし
 フィット感の調節, そしてデザイン性も意識した取り外し可能な「ガイダンスバンド」

 こんなもんあってもなくても同じだろ!と思って外してみるとたしかに結構印象変わります…

 ベルトはバックル部分の開閉によってフィットを調節できますが,これが非常に素晴らしい. 締めたり緩めたりがとてもやりやすいです

 ただ,バンドで固定する際はシューレースを結んでいると脱ぎ履きしづらいのがどうなんだとは思いますね


ちょこんS字フック
  ベルト付け根はS字フックのような形状になっており,バンドの固定位置は二箇所より変えることができます

 ちょっとコツが要りますが,バンドを緩めて横にスライドさせれば外すことができます. ちょっとしたことで取れちゃいそうですね…





そびえたちます
 ソールデザインに合わせデザインされたヒールタブ, マテリアルはシンセティックレザー

 この後ろからのシルエットはもろに"NIKE REACT ELEMENT"みがありますね… このタイプのマテリアルは成型の問題なのか全体的に似たような形になってしまうのが惜しいところ





ここはイアン=ペイリーロゴがあってもよかったところ
 インソールにはReebokロゴ+ベクターロゴ

 表面は中で足が遊ばない,すべらないマテリアルで好印象. この写真だとアッパーのペラさが分かりますね





差し色なし
 ミッドソールは"ZIG ENERGY SYSTEM(ジグ エナジーシステム)"

 このソールシステムは「フロートライドフューエル(高反発フォーム素材)」を「エナジーシェル」でサイドから覆っている(包んでいる)デザイン. 元々のZIGソールとは見た目は似ているものの異なるコンセプトです.

 このエナジーシェルはトゥ寄りのエリアはクリームがかったトランスルーセント, 後足部に向かうにしたがってヒールカウンター部分から斜めにソリッドへ変化しており非常に美しい.





エナジーバンドとは
 アウトソールはエナジーバンドパターン

 ゴムバンドのような伸縮性を持つウェブ(蜘蛛の巣)型アウトソールが強い推進力を生みだし,高いパフォーマンス力を担保するそう.

 写真だと分かりづらいですがデザインは手が込んでおりパターンはかなり細かいです. 感触的にはXDRに近いものを感じるので,この細かいパターンが削れていってしまうか確認してみようと思います.












-まとめ-

 ここ最近,普段履きではニットアッパー系が食傷気味だったりします. 一時期はニット以外勝たん状態でしたが…

 ニットアッパー, 性能的には素晴らしいのですが,都会で履くにはいろいろとつらい. 道路と歩道の間の縁石にちょっと擦っただけで買ったばかりの"NMD R1"に穴が開いたときはさすがに萎えました… いや,もうちょっと慎重に履くべきなんでしょうけどね…

 また,これはニットアッパーに限りませんがワンピースアッパーも食傷気味. ヒールタブがあってもやはり脱ぎ履きしづらい(運転する際に裸足になりたいのでシューズの脱ぎ履き+ソックスの脱ぎ履きが面倒くさい). 更にニットアッパーはソフトなので,自転車やバイクも無理ですしね…本当に買い物とか散歩程度しか使用機会がなくなってしまいました

 …で,そんな中スーパースターとかスタンスミスばかり履いてたわけですが,なにか面白いスニーカーないかな~~~と思っていたところリリースされた今作,もとよりZIG好きだったこともあり,その未来的デザインも超好みで即買いし去年の3月あたりから履きまくっていました

 まず外観ですが,ZIGという個性的なソールに負けないアッパーデザイン, モニターで見ていた時は分かりませんでしたが,実物は複雑な色の組み合わせで非常に素晴らしい.

 トゥはyeezy700っぽい気もしなくもないのですが,履き心地はぜんぜん違います. メッシュで薄いのに硬いハードなアッパー, 人によってはバンドが邪魔なので取り外してもよさそうですが,シューレースをそれなりに結んでもフィット感はそこまで良くならないため自分はバンドもガッチリ結んでいます.

 正直履き心地はよくないものの,強固に足を固定されるため,ZIGを感じやすくなっており一長一短でしょうか. トゥが反っているため履いたときは後傾姿勢になります. ここも好みが分かれそう. あとシューレースは長いので短めのものにスワップしてもよい気がします. そういえばストラップがベルクロではないので,シューレースが食われてケバ立たないのも個人的には高評価だったりします.

 ZIG KINETICA自体はまだリリースされるようですが(というかされ続けていますが),アッパーによって様変わりするスニーカーであることは間違いない気がします. 今作はデザイン優先で,フィット感を犠牲にしている感は否めませんがそれはそれ…このアツいコラボ,そしてこのようなカラーリングはサイズによっては少量ストックがあるようですし,真面目にオススメです!!

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