NIKE SIGNAL D/MS/X : Review

NIKE SIGNAL D/MS/X Review
NIKE SIGNAL D/MS/X : Review
 "NIKE SIGNAL D/MS/X" をレビュー(というかインプレ)

 前々から気にはなっていて,NIKEアプリのお気に入りにブち込まれて数ヶ月… ナイキアウトレットにて激安になっていたためゲット

 やはり新モデルは心踊りますね! こういう普段履き系もワシワシ増えており,今週末こそは倉庫の整理をしなければ…





Nike Signal D/Ms/X Pure Platinum/Orange Trainers
 NIKEの前衛的新レーベル"D/MS/X(ディメンションシックス)"からリリースされた"NIKE SIGNAL D/MS/X (ナイキ シグナル ディメンションシックス)"

 カスタムカーやバイクの解体と再組立にヒントを得たデコンストラクトデザイン.

 今風の厚底ソールは2種類の密度のReactフォームを使用, アッパーもナイキ今風のマテリアルを重ね"Nexkin(ネクスキン)"を用いた半透明マテリアル. "N110"と同時に登場しましたが,いずれもNikeがこれまで行ってきた実験的かつ前衛的な大胆なスタイルが特徴的な一足です.

 カラーは PURE PLATINUM/TOTAL ORANGE/PLATINE PUR/ORANGE TOTAL [AT5303-004], "Knicks"

 NBAのNYKカラーですが,スポーツシューズっぽさのあるパキっとした配色が非常に良カラー. NIKEオンラインで見るよりロイヤルカラーは鮮やかで明るい.
 ある程度のカラー展開はされましたが,全色展開とはならず海外限定の良カラーも多かったです. 価格は$130(\14,040)

 各所を見ていきましょう





スケスケ
 アッパーは ダブルラッセルメッシュ+Nexkin(ネクスキン).

 オーバーレイに開けられたホールから四箇所に伸びるシューレースループにもなっているサポートパーツにはシンセティックスウェード, このループはFreak 1と似ていますね(AIR PRESTOっぽさもある)

 モノソック構造のブーティーアッパーですが履き心地はソフト, アッパーの出来の良さは普段履きするには勿体ないレベルです.





絶妙な硬さ
 アウトサイドのサイドパネルまで伸びるTPUシャンクプレート

 立体成型のこの「肉抜き」感はカッコいい…このパーツは性能的に足のねじれを防ぐとともにデザイン的に非常に目を引きます. このシューズがただの厚底シューズっぽく見えないのはこれがあるからでしょうね.





ヒールタブあり
 ヒールタブにはDIMSIXことD/MS/X

 このヒールとタンの微妙な高さが邪魔で,ここが靴擦れしないようにちょっと高めのソックスを用意しなければならないのがつらいところ…写真だとわからないかもしれませんがタンは妙に長いんですよね…

 アッパーのフィット性は全体的にすばらしいのですが,アンクルまわりだけはデザイン優先のためか若干の無駄がありもっと低さがほしかったところ





ここにも
 インソールにはDIMSIXことD/MS/X

 インソールは容易に取り外しができ,外付インソールを入れ込めます. 後述しますがランシューとして使おうと思えば使えるぐらいの仕様.





良シルエット
 ミッドソールは密度の異なる2種類のReactフォーム

 リアクトはやはり優秀で,ノンエアではあるものの超良好なクッション. 柔らかすぎてすぐヘタりそうですし,耐久性が心配になってきます…そのくらいクッションに不満がないレベルで良い. 特に画像で言うところの黒いエリアのReactはフカフカです…





必要十分
 アウトソールは前後にスプリットされたいわゆる「下駄ソール」

 良いラバーが使われているわけではありませんが,耐久性の低さは感じませんし必要十分レベルの機能はありそう.





"D/MS/X"ボックスと
 若干OFF-WHITEっぽさがあるボックス(海外サイトでは普通のオレンジボックスyだったりする場合もあるよう)


"D/MS/X"ステッカー
 このステッカーも良きかな良きかな・・・ ナイキでこのくらい大きいステッカー久々ですね





思ったより重いです
 29cm(US11)で316g(11.1oz)

 履いた感覚と重さが比例しません. 持った感覚や履いた感覚ではメッチャ軽いんですがいざ量ると感じていたよりは重い(それでも軽いけど). 数字は正直ですね.






-まとめ-

 デザインの好き嫌いはおいていて,カジュアルシューズどころか普通にランシューとして使えるレベルの性能を有しておりオールラウンドな一足に仕上がっています.

 海外では高評価でレビュー評価がすごいことになっていますがさもありなんというか,外国人が好むタイプのクッションで履き始めから満点ですねという感じ. 外見に似合わずクセがないです.

 アンクルをぐるりと囲む一本のパーツは"N110"ではスウッシュがデザインされていたためデザイン的にアリでしたが,シグナルでは不要じゃね?的な感じはあって少々残念…実際履いてみるとやっぱり邪魔ですしね…シグナルではもう少しシンプルなリストラクチャーデザインでもよかった気がします.

 そして少し気になったのはアッパーの蒸れで, Nexkinが用いられているものの外見の透明感から錯覚してしまいますがオーバーレイは「それなり」な通気性. 東京の夏はこれではキツいかもですね…秋頃から履こうかな…

 サイズ感は大きくもなく小さくもなく普段のナイキサイズで問題ないかと.

 今後DIMSIXラインがどのように継続していくのか,しっかり見守っていきたいと思います. こういうインラインの一風変わったモデルを見守っていくのがスニーカーの楽しみ方の一つですからね…!(分かる人だけ分かってくれれば…笑)

0 件のコメント: