Nike Zoom Gravity Performance Review

Nike Zoom Gravity Performance Review
Nike Zoom Gravity Performance Review
 Nike Zoom Gravity(ナイキ ズーム グラビティ)をレビュー

 コロナでバスケができないため,ランニングばかりしておりまして…バッシュではなくランシューのレビューをしておこうかと. というか過去に書きためておいたレビューを解放的にアップしていく予定はありますが,新作バッシュのレビューはしばらくできません… コロナ怖い…

 実はバッシュばかりではなくランシューもがっつり履いていますので,これからちょくちょくアップしていくかもしれません




NIKE ZOOM GRAVITY men's Sneakers shoes in brown black
 世界クラスのエリートランナーから,週末に気持ちよく走るランナーまですべてのランナーのニーズに応えるため, 速さにフォーカスしてデザインされたシリーズ"2019 ナイキ ズームシリーズ"の一足"Nike Zoom Gravity(ナイキ ズーム グラビティ)"

 ナイキ ズーム グラビティは,スピードをとことん追求した軽量デザイン. ヒールが高いいわゆる「厚底」デザインで,「ハイペースの走りをレースで勝てる走りにレベルアップできる」シューズとのこと.

 プライスはグローバルで$90, 日本国内では\9,900といわゆるエントリーモデル.

 "Nike Zoom Rival Fly"などもそうですが,廉価モデルの方が攻撃的なスタンドアウトデザインをされている傾向があったりしますね

 カラーは Black/Wolf Grey/White/Metallic Silver[BQ3202-001]

 各所を見ていきましょう





透けません
 アッパーはシンセティックメッシュ

 メッシュといえど感触はフューズのようで,プラスチック的な硬さを感じます. ほとんど伸縮しませんしペコペコします. タンはアッパーから完全に独立.

 画像だと分かりづらいですがアッパー表面は特殊なボコボコ加工で泥などの汚れが入りこむとめっちゃ取れません…また,画像だとレイヤーされているため最近のナイキで用いられるスケスケアッパーっぽく見えますが中はまったく透けません(後述します)





ここも透けません
 サイドにはシューレースの圧力を分散させる「アーチバンド」, トゥのイン側にはスレ防止のためのTPUオーバーレイ

 シューレースはアッパーループを通るため,このエリアにかかる圧力による意図しないレースの移動がほぼ起きずガッチリレーシングされます.





ペラッペラ
 アッパーのペラペラさはこのヒールを見てもらえば分かるかと

 内側のアンクルエッジは当然パディングがありますがアッパーの伸縮がないためプラスチックな硬さがダイレクトに足にきます… かかと浮きまくり…





ハードです
 ミッドソールはPhylon(ファイロン)

 中心が柔らかく,外側は硬い二種類の異なる密度を持つフォームを使用, クッションは前足部にZoom Air

 クッション性は高くないですが,アスファルトで走っている際の反発は強く感じます. クッション自体は人によってこちらの方が合う可能性はありますね





グリップ良し
 アウトソールは前後にセパレートされたウェーブパターン

 アスファルトでランする分にはグリップは良すぎるくらい良い. アウトソールラバーの面積が少ないにもかかわらずしっかり食い込む感覚があります(雨天時は不明)





軽し
 29cm(US11)で236g(8.3oz)






-まとめ-

 やはりランシューは見た目じゃ分からないというかなんというか…見た目は最近流行りの「厚底ランニングシューズ」そのものですが,この履き心地はかなりキツいものがあります

 まずフィットが厳しい. アッパーがプラスチック的な硬さを感じるため,フィット自体がそもそもしないです.

 フィットしないどころかフィットさせようとすると痛い… 走るとかかとは浮くし,かかとの浮きを抑えようとシューレースをガチガチに結ぶと薄いタンが食い込み,フィット/サポートいずれもかなり悪いです.

 クッションは悪いわけではないですがBoostやナイキのビッグエアバッグ系に比べると劣るのは明らか. というか個人的にはほぼほぼエアバッグの存在は感じず…ただ体重をかけた際は,さすがファイロンというべきか反発は強いです.

 最近のランシューは走りやすさに重きを置いていると思いますが,このズームグラビティは決して走りやすいとは思いませんでした. このハードすぎるアッパーがすべてを台無しにしているんでしょうね…

 長所として挙げられるのは軽さくらいでしょうか… ただ軽いにせよこの不快指数の高いアッパーで長時間走るのはジョギング程度のスピードでも少々つらいものがあります…

 このアッパー, 耐久性はあるのは明らかなのでランシューよりもトレシュー用途の方が向いているのかも…と思いきや中足部がえぐられているので浮いているような感覚があるのでトレシューとしても少々難しいんですよね.


 エントリーモデルというかアンダー1万の廉価モデルなので野暮なことを言うのは無粋ですが,くれぐれもこのミッドソールの厚みから「厚底ランシューってこんなものなんだ」と勘違いしないでほしいですね. あくまでもこのズームグラビティが微妙なのであって厚底ランシュー自体が微妙なわけではないので…

 というわけでぼちぼちランシューのレビューもしていこうかと思う今日この頃です. いいかげんバスケができるような情勢になってほしいものですね…





Nike ZoomX Vaporfly NEXT% Performance Review

Nike ZoomX Vaporfly NEXT% (ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%) をレビュー ランニング自体はそれなりに長いことやっていますが正直シリアスランナーというわけでもないですし,なんとなく読みつつもホント読み飛ばしてください(オイ) それまでNike製シューズで最も速いシューズとされていた"Zoom Streak 6 (ズーム ストリーク 6)よりも,ランニング効率が平均4%高くなることから名付けられた"Zoom Vaporfly 4% (ズーム ヴェイパーフライ 4%)".  その"Zoom Vaporfly 4% (ズーム ヴェイパーフライ 4%)"を着用したトップランナー達のフィードバックを受け大刷新し, 2019年の「ロンドンマラソン」で初めてレースに登場したのが今作 "ZoomX Vaporfly NEXT% (ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%)です.  東京, ボストン, ロンドン, ベルリン, シカゴ, ニューヨークの6レースで,計36個のメダルのうち男女30人がNEXT%を履きメダルを獲得しました.

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