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NIKE KOBE AD EP PERFORMANCE REVIEW |
コービー・ブライアント引退後のシグネチャー "NIKE KOBE AD EP" をレビュー
このモデル,巷では"KOBE A.D. 2"とか"KOBE AD MID"と呼ばれていたり,ナイキジャパンでは"コービーA.D."と表記されていたりしますが
当サイトではボックス表記である"KOBE AD EP"で通そうと思います(分かりづれえ…)
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Nike Kobe AD Reveal: Paying Our Last Respects To The Black Mamba (Kinda…) |
コービー・ブライアント引退後,同年にリリースされた"NIKE KOBE A.D."
シグネチャーモデルは引退前まではナンバリングでニューモデルがリリースされていましたが,マンバアウト後のニューモデルということでネーミングを刷新
"A.D."は"紀元後"を意味する"Annno Domini"が由来となっています
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Kobe Bryant Spotted in Unreleased Sneakers |
コービー本人がそのA.D.のアップデートを望んだことから"KOBE A.D. NXT"など派生モデルがいくつかリリース
今回レビューする"KOBE AD EP"はそのうちの一足という位置づけになり,20年というNBAでのキャリアで彼が築いた一時代の成長・進化・変遷が表現されています
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WEEK 3 #KICKSATTHEDREW RECAP |
カラーは ブラック/ユニバーシティゴールド, 通称"BLACK MAMBA(ブラックマンバ)"
"ブラックマンバ シティーエディション"の一足で,コービー自身がデザインしたブラックマンバ・ジャージからインスパイアされたカラーリングです
(ちなみにボックス表記では"KOBE AD EP BM"でした)
(ちなみにボックス表記では"KOBE AD EP BM"でした)
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Kobe Bryant helped design the Lakers' new Black Mamba-themed jerseys |
LAKERS STOREでは "CITY EDITION AUTHENTIC JERSEY" として既に販売中
2018-19シーズンではこのジャージをレブロンが着たりするのか…?! なんて考えると非常に胸熱です…!!
…さて本題
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個人的には最高のシルエット |
"KOBE 1"を彷彿させるシルエット,この時点で個人的には即購入即着用候補になっていたわけですが,
出張先のフィリピンで1stカラー"Rise"のリリース時にすぐさま試着し,なんか履き心地ビッミョ~~~と思って購入を見送っていました
…が,いろいろリリースされる中で結局このカラーなら…という感じで購入
ちなみに "EP"とは, EP(Engineered Performance)=足幅の広いアジア人向けに開発されたモデ
ルのこと
各所を見ていきましょう
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アッパーとアウトソールとの間にはトゥ補強がされています |
アッパーはスネークスキンを模したマルチレイヤーメッシュ
サポート力を高めるため,「アニメーション(動作)」と「エレクトロニクス(電子工学)」を組み合わせた造語である "アニマトロニクス"からインスピレーションを得たというコービー
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Spectral Motion animatronic heads behind-the-scenes video! |
映画やテーマパークには欠かせない技術となっている "アニマトロニクス"
アニマトロニクスとは,コンピュータによって制御されたロボットを人工の皮膚で覆い,リアルで滑らかな動きのある生物を演出する技術で
飼いならすのが難しい動物や恐竜,空想の生物などを造形し,骨格や筋肉,顔の表情などを機械で表現します
人工の皮膚で覆う前の顔は機械そのものですが,皮膚で覆って作りこむと本当の生き物のように見えるわけですね
「ハイパフォーマンスを可能にするテクノロジーに膜をかぶせる」という発想を加え,「サポート力を隠すこと」にこだわったとのこと
全シューレースホールに通る "DYNAMIC FLYWIRE" の上に合成繊維のレイヤーを1枚かぶせることで従来のようなフライワイヤーむき出しのシューズとは一線を画する構造に
アッパーに一度シワが入るとまったく取れない上目立つので,チープと評される所以はそのあたりでしょうね…そもそもスエードっぽい素材が硬いし…
アンクルまわりもヘビの鱗のようなメッシュパターン
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非常にPEっぽいです |
タンにはLAKERSロゴフォントでコービーのニックネーム"BLACK"と"MAMBA"がそれぞれ刺繍
タンはかなりペラッペラ,"KOBE 8"のタンを想像してもらえると分かりやすいかも…
肉厚タン好きな方からすると違和感があるかも知れません…
通気性はそれなりといったところ
肉厚タン好きな方からすると違和感があるかも知れません…
通気性はそれなりといったところ
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"KOBE CODE" |
ヒールカウンターにはおなじみの"KOBE CODE"が型押しで立体的に造形,右足にはシースロゴ
接触によりどんどん削れていくのが寂しいです… 踵の掴みは必要十分といったところ
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見たまんま厚めです |
ミッドソールはフルレングスルナロン, ヒールのみZOOM AIR
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nike.com kobe-ad |
ナイキ公式ではこんな画像が使われていましたが
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KOBE AD EP 拆解报告 |
本当に入っているマイクログルーブ
前足部全体にマイクログルーブを入れることで足の可動域を広げ,シューズを足の動きに対応できるようにしたとのこと
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KOBE AD EP 拆解报告 |
ヒールにZOOM AIR
画像の通り厚めに設計されたフルレングスルナロンですが,ルナロンにしてはかなり固めでファイロンに近い感触
"KOBE 8"などのインサート型のルナロンを想像すると軽く裏切られるかも…写真撮り忘れましたがオーソライト製のインソールにもグルーブが刻まれていました
厚いミッドソールの影響は強く,従来のコービーシリーズに比べると接地感はありません
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グリップ良好 |
アウトソールはエンジニアードトレッドパターン, 素材はXDR
中央はシースロゴ状にくり抜かれカーボンシャンクが設置,
とてもよくグリップしますし,アウトソールの形状のおかげかとても走りやすい
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どーん |
重さは384g, (US10.5)
EPだったのでハーフダウンしましたが,それでも軽い部類に入ります
個人的にはハーフダウンがオススメな気がしますがこればかりは試着必須ですね…
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NIKE KOBEAD EP - OVERALL |
このデザイン/シルエット/カラーリングだけで全てを許してしまいそうですが,きちんとパフォーマンスで評価しました
やはりバッシュに関しては食わず嫌いは良くないです…
このカラーがリリースされた直後に即購入しこればっかり履いてました…そのくらい気に入ってます…
ただ,海外サイトでは評価低めなのも頷ける出来ではありまして,ソールの自由度にアッパーがついてきていない印象を受けます
マテリアルが悪い訳ではないと思うのですがハードなアッパーにフライワイヤーが上手く稼動できていないような感触
サポート力は十分に備わっていますが,フィットがイマイチと評価されるのはそのあたりが理由と思われます
いっそのことFlyknitアッパーでELITEモデルが出ればベターな気がしますが,これを布石と考えて次作360に期待したいところ(あれこそ本命な気が)
とりあえず…
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by.アカギ |
グローバルラストも持っておきたいですし,マンバメンタリティーコレクションが国内販売なかったのでソリッドライクな一足を作りたい…
意外とカラバリ豊富ですし,パーツ構成が多いので自由度高いですからね
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NBA Kicks of the Night |
NIKE KOBE 1 PROTRO Performance Review
コービー・ブライアントのシグネチャーモデル "KOBE 1 PROTRO (コービー 1 プロトロ)"をレビュー