君は"ZOKU RUNNER"を知っているか?


Reebok ZOKU RUNNER impression

 ひょんなことから偶然手に入れたシューズがメチャメチャ良かった,なんて経験をしたことはないでしょうか

 久しぶりにそんな体験をしたので,レビューというわけではありませんが,

 デザインやストーリーを含めてインプレ的に軽くまとめておこうかと思います

 Reebok "ZOKU RUNNER" です




Reebok ZOKU RUNNER impression
- about ZOKU RUNNER -
リーボックの歴史を紐解くと、1895年まで遡る。
この年、イングランド中部の小都市ボルトンにて、リーボック社の前身であるJ.W.フォスター社を創設した「ジョセフ・ウイリアム・フォスター」が、より速く走るためにと自作のスパイクシューズを作り出す。 
こうしてリーボックの歴史はランニングシューズからスタート。 
1970年代後半からアメリカへと進出し、それ以降AZTEC(アズテック)、CLASSIC LEATHER(クラシックレザー)、GL 6000、LX 8500、VENTILATOR(ベンチレーター)、PUMP RUNNING DUAL(ポンプ ランニング デュアル)、INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)、DMX RUN 10といった数多くの画期的なランニングシューズを世に送り出してきた。 
そして2017年、歴代の名作を中心に展開するカジュアルライン「Reebok CLASSIC(リーボック クラシック)」より、ブランドが持つ”ランニングヘリテージ”を継承した新たなコンセプチュアルモデル『ZOKU RUNNER(ゾクランナー)』をローンチ。 
モデル名にあるZOKUは日本語の【続】からネーミングされ、ブランドが目指し続ける絶え間ない進化を意味し、また、ブランドのDNAを引き継いだモデルが次世代へと継承されるようにというメッセージが込められている。


- DESIGN INSPIRATION - 
ZOKU RUNNER のデザインには、70年代、80年代、90年代それぞれの
時代を代表するランニングシューズのエレメントが施されているのが特徴。 
そして上質なデジタルニッティングテクノロジー「ULTRAKNIT(ウルトラニット)」により作り出された最新のアッパーは、
過去から引き継いだインスピレーションが、未来へと織り込まれていく事を意味している。


Reebok ZOKU RUNNER impression


Reebok ZOKU RUNNER impression


Reebok ZOKU RUNNER impression





 …というわけで,"ZOKU RUNNER"の"ZOKU"が日本語の"続"から来ていたというのも知りませんでしたし,
 こういうモデルのデザインソースから過去の名作が再認知されるのも素晴らしいですよね

 この"ZOKU"というワードは,リーボックのシニアプロダクトマネージャーのフィリップ氏がネーミングを決める際,ブレインストーミングミーティングにて本社に勤務する日本人社員を召集し,そこで『ZOKU』というワードが出たことで決定したというエピソードがあるそうです

 「To Be Continued(=続く)」という意味だけでなく,デザイン過程において,日本の人,文化,ファッションからインスピレーションを受けたことが深く関係しており,"族(TRIBE)"の意味も込められているとのこと


 2015年にReebokのZPUMPが出た時にド肝を抜かれて即購入した記憶があるのですが(そして履きまくっていた)
 あれに比べると悪い意味で地味だったためスルーしていたこの"ZOKU RUUNER"


Reebok ZOKU RUNNER impression
かなり薄めのアッパーです
 ZOKU RUNNERと書いてきましたが,こちらのモデルの正式名称は"ZOKU RUNNER ULTK IS"

 "ZOKU RUNNER ULTK IS"というシリーズで四カラー展開された内の一足で,各パーツがソリッドに単色でまとめられています

 カラーはカレッジローヤル/オーサムブルー

 アッパーはReebokが誇るデジタルニッティングテクノロジー"ULTRAKNIT(ウルトラニット)"

 ニットとはいえ軽量で,かなりの通気性があります,


Reebok ZOKU RUNNER impression
このTPUパーツが特徴的
 "Aztec(アズテック)"のベクターマークに"Classic Leather(クラシックレザー)"のパネル部分がデザインされたTPUパーツ

 軽量化のためなのでしょうが,このパーツがクリアなこともあってか一周まわって未来的に感じます


Reebok ZOKU RUNNER impression
ヒールケージはレザーです
 ヒールケージは,ランニングシューズとして初めて"The Pumpテクノロジー"を搭載した"Pump Running Dual(ポンプ ランニング デュアル)"のデザインが踏襲されており
 アクセントになっているとともにラグジュアリーな雰囲気を演出しています

 ヒールケージは履いているととにかくスレやすいのでレザーだと嬉しいところ


Reebok ZOKU RUNNER impression
"DMX"というヘリテージも…
 ミッドソールは"DMXFOAM(ディーエムエックスフォーム)"

 インソールがオーソライトなこともあってか衝撃吸収はバツグンですが,左右へのブレは感じません


Reebok ZOKU RUNNER impression
街履きでもランニングでも,きちんとグリップします
 アウトソールはそのままDMXFOAMミッドソールと,部分的にラバーが使われています


Reebok ZOKU RUNNER impression
見た目よりもキツくないです
 まるで何も履いていないような感覚に一役買っているであろうソックス状部分,

 素材が伸縮性があるので,そこまで脱着に困るということもないかと


Reebok ZOKU RUNNER impression
ちょこん
 ヒールタブも付いていますので,脱着もスムーズ

 やはり形状としてはあったほうがいいですよね


Reebok ZOKU RUNNER impression
単色は存在感ありますね
 軽くググったら,「目利きが選ぶ2017年マストバイなスニーカー5選」とかに選ばれたりもしてた今作

 むしろランニングシューズとして使うべきというかそっちにプロモーションしても良かったと思うのですが,

 adidasのランニング部門とカチ合うためかそういう形での宣伝はされなかった模様

 女子向けだったり,ファッショニスタ向けのプロモーションが多かったようで,アピールする層を間違えたのか…

 あまり話題にならなかった感があって残念です

 本当に履き心地が良く,感動するレベルですからね… 特にアッパー…


Reebok ZOKU RUNNER impression
綺麗なシルエットです
 モデルによって細かく名称が微妙に違ったり(日本国内だけ),今現在はメッシュやレザー素材のモデル,秋冬用の厚手ニットのモデルなんかも出ていたりで乱発感もありますが,個人的にはかなりオススメです…

 TPUパーツもかなり軟らかめなので素足で履いても問題なく使えますしね

 サイジングに関しては個人差があるでしょうが,自分はマイサイズ(US11)でした

 Reebok公式でのレビューでは小さい小さいと書いてる方が多いでしょうが,おそらくニット系のシューズを履いたことがないのではないかと…ニットはこんなもんです

 定価は17000円くらいと安くはありませんが,今現在は割引などでかなり買いやすくなっています

 結局気に入ってしまい色ち買いでブラックとカモも購入していますので,合計三足になりました… 今後instagramなどでアップするかも知れません

 各年代の名作ランニングモデルのディテールを配置することで、Reebokが持つ"ランニングヘリテージ"を継承し、新たなコンセプトモデルとして誕生した今作"ZOKU RUNNER",

 日本との縁深き一足,あなたもいかがでしょうか